休診のお知らせ

休診のお知らせ
6月4日、ついに梅雨入りが発表されたようです。

これからジメジメとした辛い季節が始まります。
梅雨入りとともに増えるのが、『天気病み』頭痛の患者さんです。
天気が下り坂になると頭痛がする方が多く、そういう方には五苓散という漢方薬がよく効きます。

この五苓散、二日酔い予防にも効果的で、飲み会の前には欠かせない薬なのです。
もちろん、来院していただいて処方も出来ますが、薬局でも手軽に買うことが出来ます。
頭痛対策、二日酔い対策に是非、お役立ていただきたいと思います。

さて、梅雨入り早々で申し訳ございませんが、当クリニックは、
6月10日(金)、11日(土)の両日を休診 とさせて頂きます。

その両日、鹿児島で開かれる消化器がん検診学会で、浜松市胃がん内視鏡検診のデータの発表をしてくるためです。

浜松市では2011年度より、胃がん検診に内視鏡検診を導入し、5年が過ぎました。昨年度は年間で約2万人の方が内視鏡検診を利用してくださっています。

がん検診というと、がんが見つかるかどうかといったところが焦点になりがちですが、胃がんではがんになりやすい人が特定されつつあることをご存知でしょうか?

ピロリ菌という菌に感染している人、もしくは、していた人は、胃がんになりやすい人になります。

ピロリ菌に関連しない胃がんというのは、胃がん全体の1%以下。
つまり、ピロリ菌に感染したことがない人からは、殆ど胃がんが出現することはない、といっても過言ではないほどです。

ピロリ菌に感染している人には、長い年月をかけて胃粘膜に胃炎が広がります。その胃炎は、ピロリ菌の除菌治療を行っても残ってしまう人が殆どです。
我々は、そのピロリ菌による胃炎を内視鏡で拾い上げて、胃炎のある人たちを中心に、がん検診を行きたいと考えています。
これが私たちの考えている未来の胃がん検診の方法です。言ってみれば『浜松方式』の胃がん検診ということになるかもしれません。

胃がん検診の方法は、従来のバリウム一辺倒の検診から、今後、大きく様変わりすることと思います。
その再構築の方法は、各地域で様々でしょう。

そういった中で、『浜松方式』の検診方法をアピールしてきたいと思っています。

 幸田クリニック



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