【1000年後の未来へ】上映のお知らせ

【1000年後の未来へ】上映のお知らせ
一年の中での最大イベント、浜松祭りも終わり、浜松がめっきり静かになってしまった気がしますね。
お祭り自体には参加しませんでしたが、練りやラッパの音は子供の頃から染み込んだものがあるので、終わってしまうと寂しい感じがあります。
参加された皆さん、お疲れ様でした太陽

そんな中、この度、映画上映のお手伝いをさせて頂くことになったので、宣伝させてください。

映画の名は「1000年後の未来へ」というものです。
ともするとSF映画のような名前ですが、実は東北の震災後の保健師さん達の活躍や苦労を通して、保健師さんの存在意義を考えるといったドキュメンタリー映画です。

1000年に一度といわれる東北の震災の経験をどのように生かし、1000年後に再び起きるかもしれない震災に向けてどのように語り継いでいくかといった意味合いからこの題名になったと訊いています。

震災後1ヶ月くらいのときに、私も陸前高田市に医療支援をしたいと思って、診療所を閉め現地に出向いた経験があります。
陸前高田市での医療支援報告 その1
陸前高田市での医療支援報告 その2
そのときは、自分が「何もできない」「何もしてあげられない」、という無力感を感じて、浜松に戻ってきました。

たった1週間弱の短い間で、現地の人たちからすれば、何しに来てるの?という思いだったかもしれません。
物資も不足して、移動もままならず.. 震災後の現状を経験をしたことのない我々にとっては、荷の重いミッションだったように思います。

でも、テレビなどのメディアでは取り上げられない現地の人々の生の声を聞けたことについては、本当に貴重な経験をさせて頂いたと思っており、陸前高田の病院の皆さん、現地で各地から医療支援に来られていたスタッフの皆さん、浜松市役所、浜松市医師会・薬剤師会には今でも心から感謝をしております。

あれから3年以上が経ち、東北で話題に挙がるものといえば、福島の原発問題ばかり。
震災に対する衝撃的な思いも、風化してきているように思います。
でも、そこで暮らしておられる方々は、まだ大変な生活を強いられているはずで、浜松に居ながら東北の震災に役に立つ何かができないかとずっと思っておりました。

そんなときに、一緒に医療支援に行った仲間の先生から、今回の映画上映の話を持ちかけられ、是非ともということでお手伝いをさせて頂くことになった訳です。

浜松にもいずれ、東南海トラフ起因の大地震がやってくるといわれています。
それが東北同様に未曾有の大地震であれば、当院もきっと津波の被害を受けることでしょう。
運よく命が助かったならば、その後の復興の苦労を知っておく意味でも観ておきたい映画だと思っています。

今回はシネマイーラさんのご協力もあって、1週間限定の劇場上映であり自主上映ではありません。

見て楽しくなる映画ではなく話題性も少ないことから、多くの皆さんが観に来られる映画ではないことは解っています。
それでも東北の震災を忘れてはいけないと思っている、東北のために何かできることはないかと思っている浜松市民の皆さんに、一人でも多くご覧いただきたいため、私たちはその運営と宣伝のために活動をしているところです。

日時;2014年6月7日(土)~6月13日(金)
場所浜松シネマイーラ
時間;PM1:40~ 上映は1日1回のみ
なお、6月7日(土)と8日(日)は上映後、都鳥監督の舞台挨拶も予定しております。

チケットは前売り¥1,000、当日券¥1,800、学生、夫婦割引等あります。

前売り券をご希望の方は是非、シネマイーラ 053-489-5539 までお問い合わせください。
ご興味が少しでもある方、是非ともシネマイーラに足を運んでください。宜しくお願いします。

 幸田クリニック





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