陸前高田市医療支援ボランティアへの参加経験についての講演会
昨日、やっと3つ目の講演も無事終わり、慢性的不眠状態からもやっと解放されそうな感じです。でも花粉症の症状があるので、やっぱり眠れないのかもしれませんが..
気分転換に佐鳴湖をジョギングで3周ほどして、1カ月ぶりのブログを書く気持ちになったところです。
昨日は、クラウンパレスホテルで虎の門病院の貝瀬満先生をお呼びして、
胃がん内視鏡検診研究会が開催されました。貝瀬先生のご講演に先立ち、本年度行われている胃がん内視鏡検診の成績や現状の問題点などについて
「2011年 浜松医師会胃がん検診の反省と今後」というテーマで報告をさせて頂きました。
30分の予定で話は時間内に納まったのですが、予想外に質問が多く、予定時間を超過してしまったのが、ちょっと後悔です
それはそうと、少し前の話になりますが、2月16日(木)には校医をしている浜松市立東部中学校で、
「東日本大震災 医療支援ボランティアとしての参加経験」
をテーマに全校生徒の皆さんの前でお話をさせて頂きました。
同中学校では、校長先生の方針で
「命の講演会」と称する人の命の大切さを考える会があり、外部から講師を読んで生徒の皆さんが話を聞く機会が作られているようです。今回はその2回目の開催ということでした。
当日は寒い日で、体育館に全校の生徒の皆さんが集まっていて、インフルエンザが流行していたため全員マスク着用でした。
いざ講演の前に体育館に行くと、生徒さんの数が多くてびっくり..その数700人くらい。
壇上に上がらされると緊張感がどっと押し寄せてきましたが、何とか約50分間の講演をしてきました。
講演内容は、
・ボランティアとしての4つの柱(自主性・無償性など)
・東部中学校卒業生である当院の看護師が同行したこと
・陸前高田市の被災状況
・県立高田病院の被災状況と医療復興までの道のり
・衛星電話を命がけで守った県立高田病院横沢茂事務局長さんの話
・現地(長部地区)での実際の活動内容
・ボランティア参加の奨め
といったところでしたが、生徒の皆さんは本当に真剣に話を聞いてくれました。
特に、
横沢茂事務局長さんのお話は、私自身向こうに行って本当に悔しくてやりきれない思いだったので、生徒の皆さんに何としても伝えたい話でした。
改めて、横沢事務局長さんを含め、震災でお亡くなりになった方のご冥福をお祈り致します。
生徒の皆さんからは沢山の感想も頂き、読んでいる私が涙してしまいそうになるものも多くありました。今時の中学生がこのような話を聞いて、どのように思うのかといった感想も次回は紹介させてもらえればと思います。
もうすぐ震災から1年になりますが、このような会を開催し、もう一度被災した地域のことを考える機会を与えてくれた校長先生を始め東部中学校の諸先生方に感謝致します。
幸田クリニック
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