幸クリ院長の書きたい放題

　梅雨も本格化してきました。ジメジメした日が続きますが、雨の日やこれから天気が下り坂といったときに、いつもの頭痛が．．という方も多いことでしょう。当院でも梅雨に入って頭痛の相談が増してきています。

皆さんは頭痛をどのように解消していますか？

　バファリンなどで頭痛がすっきり取れる方はよいかもしれません。翌日もまたその翌日も頭痛が続いて毎日のようにバファリンを服用しているなんていう方も少なくないと思います。

　頭痛が度々起こって、会社や学校を休みがちなんていう方には、片頭痛薬の方がよいかもしれません。
　でも、天気病みの傾向が強い方には試してみるとよい漢方薬があるのです。

　それは五苓散というお薬です。保険診療で処方ができます。五苓散の効く方は頭痛とともに胃腸の調子が悪く、手足が何となく浮腫みっぽい感じが常にあって、何より自分の舌の側面に歯型がついているような方（左図）です。鏡の前で舌を出してみてください。歯形が舌の横についていませんか？


　そんな方は五苓散を服用してみると頭痛の頻度が減り、胃腸の調子が良くなったりするかもしれません。鎮痛剤の飲みすぎは胃腸障害（胃・十二指腸潰瘍など）だけでなく、肝障害、腎障害にも繋がることが問題となっています。自分は当てはまっているという方、五苓散を服用してみてはどうでしょう。
幸田クリニック