市販薬のネット販売解禁
東京はゲリラ豪雨、浜松は空梅雨..これは異常気象なんでしょうか。
そんな中、6月12日から
市販薬のインターネット販売が解禁されましたね。
一部の薬を除いて、
98~99%くらいの市販薬はネットで購入が可能になったようです。
ネット購入の危険性を危惧する声もありますが、
私は賛成です。
薬が怖いと思っている人は、従来通りキチンと病院にかかって薬を処方してもらえばよいことですし、近くの薬局の薬剤師さんに相談してから買うこともできるわけです。
病院や薬局に行っている時間が惜しい人や病院や薬局がどうも性に合わないという人が、とりあえず服用したいと思う時にネット購入するのです。そこには自己責任の部分も出てくるでしょうが、便利になることは事実です。
夜間救急などは、とりあえずネットでもなんでも薬が手に入るのであれば、薬欲しさに来院する風邪の患者さんなどが減って、少しは混雑が緩和されることでしょう。
しかし、薬剤師会やチェーンドラッグストア協会などは安全性が確保できないということで反対をしているようです。
薬局の数は、今やコンビニ数よりも多いという話を聞きます。
薬局も生き残りをかけて必死なのはわかりますが、コンビニの数よりも多いのであれば、淘汰は致し方ないように思います。
いろいろな理由をつけて、利権を死守しようとする姿は、逆に一般的な印象を悪くしているようにも思えます。
医療全体を考えて、疲弊している医療現場が少しでも負担が軽くなるよう、規制緩和が行われることはよいことと思います。
むしろ、
解禁していただきたいのは、病院で処方された処方箋に対する処方に関してです。
高血圧や糖尿病で毎回、同じ薬を処方されているだけで、薬局に行ってもさして指導もされずに薬だけもらってくるという方は多いはずです。
病院で診察の順番を待って、薬局で処方の順番を待って、結局一日仕事になってしまう人も多いことでしょう。
病院で処方された薬に関しても、今後は病院からインターネットで注文して、後日自宅に配送なんていう時代が来るときっと患者さんは喜ぶように思いますが、如何でしょうかね。
幸田クリニック
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