糖尿病の数値;ヘモグロビンA1cの変更について
一雨ごとに暖かくなってきています。
今年は、思いのほか花粉症の症状が強く、鼻水・鼻づまり・空咳とつらい日々が続いています。
暖かくなるは喜ばしいことですが、暖かくなると花粉症の症状も悪化するのでちょっと複雑な気分です。
さて、新聞等でも報道されてご存知の方も多いかもしれませんが、
4月から糖尿病の状態をみる指標として用いられるヘモグロビンA1cという数値の表記方法が変更されます。
それに伴い、出てくる値や正常値が変更されます。
今までは日本の中で統一されたものを使っていましたが、4月1日より国際基準として全世界で使用されているものに変更されるためです。
正常値;
従来(JDS) 4.3~5.8%
新(NGSP) 4.6~6.2%
上記のように正常値が変更になり、測定される値も従来のものより0.3~0.4程度高い数値となります。
そのため、
糖尿病のコントロール目標であった6.5未満というものも、6.9未満に変更されます。
我々、診察をする側も、まだ慣れていないため、糖尿病で通院中の皆様には、多少の混乱を招くことが予想されます。
当院では当面の混乱を避けるためにも、従来の値(JDS)と新しい値(NGSP)の両方を使用していきます。
糖尿病手帳も両方の数値が書き込めるようなものがございますので、受診時に随時変更してまいります。
何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。
幸田クリニック
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