2012年01月20日
新年早々、講演会準備で大忙し..
今週になって、浜松市南区もインフルエンザが流行り始めました。
インフルエンザA型が毎日数名出ています。
今日も怪しい人を入れれば、5-6名はいたと思います。
今年はさほど流行しない感じもしますが、手洗い、うがい、マスク着用でインフルエンザにかからないように注意して下さい。
2月はどういう訳か講演会の依頼が多く、3件の講演をこなさなくてはいけません。
全て、内容も違うため、一からの準備で気が遠くなりそうです。
それにしても、全くない月の方が多いので不思議な話です。
分散してくれればとも思うのですが、こればかりは依頼して頂いているうちが華なので、快く受け入れて夜な夜な準備の日々です。
せっかく年末にきれいにした机の上もご覧のあり様。
散らかっていた方が少し気が落ち着くのは、無精故かもしれません。
一つ目の講演のスライドが8割方できたので、今日は終わりして帰ろう。
どうしてもっと早く準備しないんだろう、と自分を責めても後の祭りですね。
幸田クリニック
インフルエンザA型が毎日数名出ています。
今日も怪しい人を入れれば、5-6名はいたと思います。
今年はさほど流行しない感じもしますが、手洗い、うがい、マスク着用でインフルエンザにかからないように注意して下さい。
2月はどういう訳か講演会の依頼が多く、3件の講演をこなさなくてはいけません。
全て、内容も違うため、一からの準備で気が遠くなりそうです。
それにしても、全くない月の方が多いので不思議な話です。
分散してくれればとも思うのですが、こればかりは依頼して頂いているうちが華なので、快く受け入れて夜な夜な準備の日々です。
散らかっていた方が少し気が落ち着くのは、無精故かもしれません。
一つ目の講演のスライドが8割方できたので、今日は終わりして帰ろう。
どうしてもっと早く準備しないんだろう、と自分を責めても後の祭りですね。
幸田クリニック
2012年01月09日
新年明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
昨年は陸前高田市に医療支援に行き、自分の五感を大事にする医療を再確認できた一年でした。
また、来るべき東海沖地震で浜松はどのようになってしまうのかを、考えさせられる一年でもありました。
昨年読破した田島知郎氏の著書「病院選びの前に知るべきこと-医療崩壊から再生に向けて」(中央公論新社)に以下のような指摘がありました。
”昨今の医療現場では、パソコンの画面の数字だけをみて、患者の顔を見ず、また五感を大切にしない医師が多くなっているように見受けられる。患者の顔つきや表情、診察室に入って椅子に座るまでの様相を観察することで、重要な情報がたっぷり得られること、またそれが医療における円滑なコミュニケーションの出発点であることが忘れられているようだ..”
日本の医療崩壊が危惧されて久しいですが、当院に転院されてくる患者さんの多くは、
「自分の方を見てくれない」
「自分の話を殆ど聞いてくれない」
といった不満を訴えます。一人の診療時間が増えれば、待ち時間が増える。そのジレンマは大病院から町の診療所までどこでも同じです。
効率にばかりとらわれていると、実際の診察がおろそかになる。
TTPに対する警笛や将来的な医療福祉財源不足により日本の国民皆保険制度が危機にさらされているといった指摘よりも、そこに日本の医療が抱えている問題があるように思えてなりません。
自分の五感を大事にする医療、これは一見科学的データに裏付けされた医療とは裏腹のもののような気もしますが、そこをどのように調和していくか、これが今年一年の課題と思って診療をしていきたいと思います。
本年もどうか宜しくお願い致します。
幸田クリニック
また、来るべき東海沖地震で浜松はどのようになってしまうのかを、考えさせられる一年でもありました。
昨年読破した田島知郎氏の著書「病院選びの前に知るべきこと-医療崩壊から再生に向けて」(中央公論新社)に以下のような指摘がありました。
”昨今の医療現場では、パソコンの画面の数字だけをみて、患者の顔を見ず、また五感を大切にしない医師が多くなっているように見受けられる。患者の顔つきや表情、診察室に入って椅子に座るまでの様相を観察することで、重要な情報がたっぷり得られること、またそれが医療における円滑なコミュニケーションの出発点であることが忘れられているようだ..”
日本の医療崩壊が危惧されて久しいですが、当院に転院されてくる患者さんの多くは、
「自分の方を見てくれない」
「自分の話を殆ど聞いてくれない」
といった不満を訴えます。一人の診療時間が増えれば、待ち時間が増える。そのジレンマは大病院から町の診療所までどこでも同じです。
効率にばかりとらわれていると、実際の診察がおろそかになる。
TTPに対する警笛や将来的な医療福祉財源不足により日本の国民皆保険制度が危機にさらされているといった指摘よりも、そこに日本の医療が抱えている問題があるように思えてなりません。
自分の五感を大事にする医療、これは一見科学的データに裏付けされた医療とは裏腹のもののような気もしますが、そこをどのように調和していくか、これが今年一年の課題と思って診療をしていきたいと思います。
本年もどうか宜しくお願い致します。
幸田クリニック
2011年12月30日
平成23年の診療終了致しました
本日は朝から休日当番医でした。思っていたような大きな混乱はありませんでしたが、お子さんからご高齢の方まで沢山の方がお見えになりました。
さすがに、9時間くらいほぼぶっ続けで外来をやっているとグッタリ疲れます。
案の定、受診者の約4割は嘔吐下痢症の人たち。
私たちに移らないのが不思議ですが、手の消毒をマメにやっているからなのでしょうか。
これはクリニックのスタッフも不思議に思っているかもしれません。
インフルエンザは1名で、A型陽性の方でした。
年明けから流行するのでしょうか。年末年始は人ごみに出る際にはマスク着用は必須になりそうです。
できれば人ごみに行くことは避けるべきでしょう。
電話でのお問い合わせで、正月休みに元旦からも休日当番医はあるのでしょうか?という問い合わせを多く頂いたので、12/30現在で発表されている当番医を記載しておきます。
1月1日(日)
内科系;遠藤医院(高町)・まつけんクリニック(半田)・みのる内科クリニック(三島)・松井クリニック(和田)
小児科;葵町こどもクリニック(葵西)
外科系;みうら整形外科(和田)・松田病院(入野)
1月2日(月)
内科系;小林内科消化器科医院(冨塚)・しのはら医院内科(笠井新田)・福間クリニック(佐藤)・やなせ内科呼吸器科クリニック(三方原)
小児科;河野こども医院(和合)
外科系;かみや整形外科クリニック(初生)・しのはら医院外科(笠井新田)
1月3日(火)
内科系;秋元内科医院(和合)・くまがいクリニック(下石田)・さなるサンクリニック(佐鳴台)・安間内科医院(初生)
小児科;げんきこどもクリニック(浅田)
外科系;中西整形外科医院(入野)・賛天堂外科医院(相生)
いろいろな都合で予定が変更されている場合がありますので、当日の静岡新聞や中日新聞の朝刊をみて必ず確認をしてください。診療時間等については、実際にお電話等で直接お問い合わせ下さい。
嘔吐・下痢症の方は無理して食事をせず、水分摂取を心がけてくださいね。
1年間、ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
それでは、皆さま、良いお年をお迎えください。
幸田クリニック
2011年12月28日
平成23年の通常診療終了と休日当番医のお知らせ
12月27日(火)で平成23年の通常診療を終了させて頂きました。幸い年内はインフルエンザの流行もなく、当院での検出例は一例もありませんでした。
このまま穏便に経過してくれることを願うばかりです。
その代わりといってはなんですが、寒さが増してからウイルス性胃腸炎の急患が増加する傾向がありました。
ウイルス性胃腸炎は接触感染ですので、まずは感染した人や周りの人がきちんと手を洗うことと、皆さんが共通して触るドアノブ、水道の蛇口、トイレのスイッチなどを定期的に水ぶきすることで、かなりの確率で感染を回避できます。ぜひ皆さん実行してください。
年内は12月30日(金)に休日当番医が割り当てられており、9時~18時まで休みなく診療致します。
尚、電話でのお問い合わせは8時~20時まで対応させて頂きます。
12月28日現在、浜松市から発表されているの年内の休日当番医は以下の通りです。
12月30日(金)
内科系;幸田クリニック・さくらクリニック(布橋)・つばさ内科(中央)
小児科;今西こどもクリニック(上馬)
内科・小児科;吉井医院(天王)
外科系;やまうち整形外科(曳馬)・初生クリニック(初生)
12月31日
内科系;菊池医院(高塚)・相羽内科クリニック(板屋)・わたなべクリニック(和田)
小児科;にしお小児科(積志)
内科・小児科;山本内科クリニック(寺島)
外科系;富田整形外科医院(高丘北)・八木医院(初生)
何らかの都合で急遽予定が変更される場合があります。静岡新聞や中日新聞の朝刊には当日の休日当番医の詳細が載っていますので、受診される場合には必ず確認の上受診するようにしてください。
幸田クリニック
2011年12月10日
お陰さまで開業7年目突入!
月日の経つのは早いもので..なんて言っていると年寄りくさいですが、去る12月2日であっという間の開業6年間が終わってしまいました
この6年間はもう取り戻せないと思うと、もうちょっとあんなことこんなことしておきたかったという後悔もあります。
今年は胃がん検診が内視鏡で出来るようになり、胃カメラの希望者が増えた上に、大腸内視鏡検査希望者も後を絶たない状況で、後半は検査予約を入れるのにも四苦八苦になってしまいました。
スタッフの皆も、仕事が終わるとグッタリしていて、お疲れ~って言うのがやっと。
これは大変と、急ぎスタッフ増員を画策するも、そう簡単に新しい方は見つからず..

それでも、ここにきて何とか来年から来て頂けるスタッフが見つかりそうな状況です。
何とか来年からはスタッフの増員もして、内視鏡検査のキャパを少しでも増やしていきます。
検査をお待ちの皆さま、本当に申し訳ありません
それはそうと、外来の待ち時間も現在は深刻な問題で、患者の皆さまからもいろいろとアドバイスを頂くのですがなかなか上手く行かず..という状況でこちらも申し訳ない思いで一杯です。
受付のところで、待ち時間やお待ちの人数が判るようになれば..と思って来年も試行錯誤を致します。
待ち時間が長い分、丁寧に診察をしようと毎日心掛けています。
自分はあまり器用な人間ではないので、患者さんをイライラさせてしまっているのかな?とも思いますが、診察は医療の肝ですので、そこは大事にしていくつもりです。
さて、年末年始診療のお知らせもさせて頂きます。
年内の診察は12月27日(火)までとさせて頂きます。
今年は12月30日(金)に休日当番医を仰せつかったため、スタッフの疲労も考慮してちょっとだけ早くお休みを頂きます。
新年は1月6日(金)より診察を開始致します。
12月30日は朝9時~夕6時まで休み時間なく診療を致します。
なお、当日の電話での対応は朝8時から夜8時までさせて頂きます。
幸田クリニック
2011年12月03日
祝! 水窪 鈴木診療院100周年
1週間ほど前、ホテルオークラ浜松で行われた、鈴木診療院100周年記念会に参加させて頂きました。

現在、副院長で第4代院長が予定されている鈴木勝之先生が大学の同級生という縁で参加させて頂いたものです。
会場には300名近い方がお集まりで、川勝静岡県知事、塩谷衆議院議員、城内実衆議院議員など、政界や経済界から多くの方が列席され、水窪の地元の方も数多く、とても華やかで楽しい会でした。
水窪は現在人口が3000人程度で、最盛期からすれば3分の1以下になっているということで、失礼かもしれませんが過疎地域と言っても過言ではないでしょう。そんな山深いところで地域医療を担い、それを維持していくという大変さは想像以上のものだと思います。
現在、水窪には鈴木診療院を含めて医院は2件のみと聞きました。その大変な世界に自ら身を置き、これからも重責を担おうとする同級生に、つい目が潤るってしまいました。

鈴木勝行副院長と奥様
それにしても、現院長の鈴木勝彦先生は静岡県の医師会長もされており、多忙極まりないのに元気でびっくりでした。失礼ですがとても70歳台とは思えないバイタリティーを感じました。勝彦先生は大学の大先輩でもあり、心から尊敬しています。
幸田クリニックはまだ開業6年。私は病院を世襲するということはあまり賛成ではありませんが、それは浜松市内という恵まれた中で開業をしているからだと思います。
とはいえ、当院の周辺は農業地域ゆえに若い方が街中に越してしまい、急速に高齢化が進んでいます。老老介護は当たり前、老人の一人暮らしも珍しくありません。これはいずれ、浜松市全体の問題となるでしょう。いずれ当院の周りには人も病院もまばらになってしまうのかもしれません。
現行の医療制度は、都会で医療を受けても、過疎地で医療を受けても費用は同じで患者さん負担も同じ。なかなか、過疎地で新しく開業をしようという人が出てこないのは当然のことです。鈴木診療院のように後継ぎがいるきちんとしているところはよいですが、中には後継ぎがいなくて閉院というところもあるでしょう。
税と社会保障の抜本改革という名のもとに必要経費を削り、効率の悪い過疎地の医療や福祉サービスが切り捨てられるようなことをないことを願うばかりです。
幸田クリニック

現在、副院長で第4代院長が予定されている鈴木勝之先生が大学の同級生という縁で参加させて頂いたものです。
会場には300名近い方がお集まりで、川勝静岡県知事、塩谷衆議院議員、城内実衆議院議員など、政界や経済界から多くの方が列席され、水窪の地元の方も数多く、とても華やかで楽しい会でした。
水窪は現在人口が3000人程度で、最盛期からすれば3分の1以下になっているということで、失礼かもしれませんが過疎地域と言っても過言ではないでしょう。そんな山深いところで地域医療を担い、それを維持していくという大変さは想像以上のものだと思います。
現在、水窪には鈴木診療院を含めて医院は2件のみと聞きました。その大変な世界に自ら身を置き、これからも重責を担おうとする同級生に、つい目が潤るってしまいました。

鈴木勝行副院長と奥様
それにしても、現院長の鈴木勝彦先生は静岡県の医師会長もされており、多忙極まりないのに元気でびっくりでした。失礼ですがとても70歳台とは思えないバイタリティーを感じました。勝彦先生は大学の大先輩でもあり、心から尊敬しています。
幸田クリニックはまだ開業6年。私は病院を世襲するということはあまり賛成ではありませんが、それは浜松市内という恵まれた中で開業をしているからだと思います。
とはいえ、当院の周辺は農業地域ゆえに若い方が街中に越してしまい、急速に高齢化が進んでいます。老老介護は当たり前、老人の一人暮らしも珍しくありません。これはいずれ、浜松市全体の問題となるでしょう。いずれ当院の周りには人も病院もまばらになってしまうのかもしれません。
現行の医療制度は、都会で医療を受けても、過疎地で医療を受けても費用は同じで患者さん負担も同じ。なかなか、過疎地で新しく開業をしようという人が出てこないのは当然のことです。鈴木診療院のように後継ぎがいるきちんとしているところはよいですが、中には後継ぎがいなくて閉院というところもあるでしょう。
税と社会保障の抜本改革という名のもとに必要経費を削り、効率の悪い過疎地の医療や福祉サービスが切り捨てられるようなことをないことを願うばかりです。
幸田クリニック
2011年10月17日
看護師さん募集!
現在、幸田クリニックでは看護師さんを募集しています。
今まで、看護師3名(常勤1名、非常勤2名)、医療事務員4名(常勤3名、非常勤1名)と私で診療を行ってまいりました。至らない点も多いとは思いますが、日々スタッフ全員、患者さまの要望に少しでも応えられるよう、一生懸命に仕事をしてくれています。
スタッフは幸田クリニックの宝であり、患者さんのために親身になって働ける環境を提供し、やりがいと満足感と夢が語れるような職場になるよう、少しでも院長として気を配ってきているつもりです。スタッフが幸田クリニックに勤務するようになったのは何かの縁であり、その縁を大事にして可能な限り末長く勤めてもらいたいと常々思っています。
当院では開業以来、医療事務スタッフ1名が結婚を機に東京に引っ越されて退職しましたが、それ以外は開業時のスタッフが5年間以上に渡り勤務してくれており、その後に入職された方も辞めずにずっと勤務してくれています。患者さまから、いつも知った顔の人がいるので安心と言って頂けると、本当に嬉しい気持ちになります。
しかし、こんなことは、いろいろな関係者に言わせると奇跡に近いことだそうです。
人間関係のトラブル、院長との確執、金銭問題、等々、もめごとはどこの世界にもつきものかもしれません。当院でも週一度のスタッフミーティングでは、いろいろな意見がぶつかり合っています。患者さんに対する応対の仕方や待ち時間を減らすための工夫などから、その週にあったヒヤリハット事例などが報告され、皆で改善案などを考えるようにしています。勿論、職員の皆さんの待遇等の要望の話もあります。最終的に判断をするのは私にはなりますが、できるだけ思っていることをその場で話してもらえるよう努力しています。
こんなクリニックですが、一緒に働いてもよいと思う看護師さんはいらっしゃいませんか。
患者さまも増加し、今年から胃がん検診も内視鏡で行うようになっているため、看護師さんの業務は正直なところ増加しています。
しかし、今回の募集では欠員補充ではなく、単純にスタッフの増員です。
ですので、保証はできませんが、入職直後から盛り沢山の仕事が降りかかる可能性は少ないと思います。
内視鏡、電子カルテ・臨床検査など入職したら、覚えて頂くことは普通の医院さんよりも多少多いかもしれません。でも、そこはスタッフが皆でカバーします。覚えることもある半面、自分が成長できる部分も多くあるはずです。今の自分に満足できず、少しでも成長したいと思っている方が、入職を希望して頂けると特に嬉しいです。
是非ともご応募をお待ちしております。
追伸;南区というと遠いというイメージがあるかもしれませんが、当院は朝8時の通勤時でも浜松駅から車で20分程度です。
募集内容
職種;正・准看護師(常勤)
給与;月給220,000~300,000円 (資格・皆勤手当込)
※給与幅は能力・貢献度によって異なります
勤務曜日;月・火・水・金・土
勤務時間;8:15~12:15、14:45~18:45(土曜日は8:15~15:15で途中1時間昼休み)
休日/休暇;週休2日制(木・日)、その他、祝日、夏季、年末年始、有給休暇
待遇;昇給年1回、賞与年2回(2010年実績4カ月分)、社会保険完備、交通費規定支給、車通勤可、制服貸与、退職金有
募集内容
職種;正・准看護師(非常勤)
給与;時給1,300円~ 年齢・経験・資格によって異なる
勤務曜日・時間は応相談(育児中スタッフも活躍中)
ご希望の方は、8:15~18:00までの間に、クリニックにお電話をください(松下事務長宛て)。
TEL 053-426-2000
幸田クリニック
今まで、看護師3名(常勤1名、非常勤2名)、医療事務員4名(常勤3名、非常勤1名)と私で診療を行ってまいりました。至らない点も多いとは思いますが、日々スタッフ全員、患者さまの要望に少しでも応えられるよう、一生懸命に仕事をしてくれています。
スタッフは幸田クリニックの宝であり、患者さんのために親身になって働ける環境を提供し、やりがいと満足感と夢が語れるような職場になるよう、少しでも院長として気を配ってきているつもりです。スタッフが幸田クリニックに勤務するようになったのは何かの縁であり、その縁を大事にして可能な限り末長く勤めてもらいたいと常々思っています。当院では開業以来、医療事務スタッフ1名が結婚を機に東京に引っ越されて退職しましたが、それ以外は開業時のスタッフが5年間以上に渡り勤務してくれており、その後に入職された方も辞めずにずっと勤務してくれています。患者さまから、いつも知った顔の人がいるので安心と言って頂けると、本当に嬉しい気持ちになります。
しかし、こんなことは、いろいろな関係者に言わせると奇跡に近いことだそうです。
人間関係のトラブル、院長との確執、金銭問題、等々、もめごとはどこの世界にもつきものかもしれません。当院でも週一度のスタッフミーティングでは、いろいろな意見がぶつかり合っています。患者さんに対する応対の仕方や待ち時間を減らすための工夫などから、その週にあったヒヤリハット事例などが報告され、皆で改善案などを考えるようにしています。勿論、職員の皆さんの待遇等の要望の話もあります。最終的に判断をするのは私にはなりますが、できるだけ思っていることをその場で話してもらえるよう努力しています。
こんなクリニックですが、一緒に働いてもよいと思う看護師さんはいらっしゃいませんか。
患者さまも増加し、今年から胃がん検診も内視鏡で行うようになっているため、看護師さんの業務は正直なところ増加しています。
しかし、今回の募集では欠員補充ではなく、単純にスタッフの増員です。
ですので、保証はできませんが、入職直後から盛り沢山の仕事が降りかかる可能性は少ないと思います。
内視鏡、電子カルテ・臨床検査など入職したら、覚えて頂くことは普通の医院さんよりも多少多いかもしれません。でも、そこはスタッフが皆でカバーします。覚えることもある半面、自分が成長できる部分も多くあるはずです。今の自分に満足できず、少しでも成長したいと思っている方が、入職を希望して頂けると特に嬉しいです。
是非ともご応募をお待ちしております。
追伸;南区というと遠いというイメージがあるかもしれませんが、当院は朝8時の通勤時でも浜松駅から車で20分程度です。
募集内容
職種;正・准看護師(常勤)
給与;月給220,000~300,000円 (資格・皆勤手当込)
※給与幅は能力・貢献度によって異なります
勤務曜日;月・火・水・金・土
勤務時間;8:15~12:15、14:45~18:45(土曜日は8:15~15:15で途中1時間昼休み)
休日/休暇;週休2日制(木・日)、その他、祝日、夏季、年末年始、有給休暇
待遇;昇給年1回、賞与年2回(2010年実績4カ月分)、社会保険完備、交通費規定支給、車通勤可、制服貸与、退職金有
募集内容
職種;正・准看護師(非常勤)
給与;時給1,300円~ 年齢・経験・資格によって異なる
勤務曜日・時間は応相談(育児中スタッフも活躍中)
ご希望の方は、8:15~18:00までの間に、クリニックにお電話をください(松下事務長宛て)。
TEL 053-426-2000
幸田クリニック
2011年10月15日
ワクチン接種について ③日本脳炎ワクチン
今回は日本脳炎についてです。日本脳炎ウイルスは通常ブタに感染し、感染したブタの血を吸った蚊(コガタアカイエカ)が、ヒトを刺すことによって伝播されます。
日本脳炎ウイルスに感染しても重篤な脳炎や髄膜炎を発症する確率は、100~1000人に一人程度と言われています。しかし、一旦脳炎を発症すると、致死率は20-40%程度と高いのが問題です。
現在、日本脳炎の発症数は日本全体で年に数例程度とのことですが、これは今までワクチン接種などを行ってきた結果、発症が抑制されているものと思われます。
日本感染症研究所発表の日本脳炎報告者数

日本脳炎の発症者は西日本で多い傾向がありますが、静岡県、愛知県、岐阜県など中部地方でも2000年~2011年7月までに7名の発症者が報告されています。
日本脳炎ワクチンは、2005年にワクチン接種後に急性散在性脳脊髄炎(ADEM)という病気が発症する可能性があるということで、積極的接種を控える事態となりました。その後、ワクチンの改善により接種後のADEM発症が減り、無事接種が再開されるようになったのですが、接種を控えていた世代(3歳~7歳くらい)の日本脳炎ウイルスに対する抗体保有率が著しく下がってしまったことが問題とされています。
蚊の移動範囲は通常2km程度と言われていますので、2km圏内にブタを飼ったりしているところがなければ、感染する危険は少ないのかもしれません。しかし、近年はアウトドア志向で、野外キャンプや山登りなどに行かれる機会も増えており、決して安心はできません。ブタが日本脳炎ウイルスに感染するのは、6-7月頃で、九州など西日本で感染が始まり、徐々に東に向かって感染が拡大することが判っています。静岡県は8月頃にはブタの感染率が50%以上になっているようです。
静岡県は2000年~2009年までの間に経年でブタの日本脳炎ウイルス感染率が80%以上になることが多く、これは中部地方では断トツに高い数値です。これは静岡県は日本脳炎に罹りやすい地域ということになるのかもしれません。夏は過ぎてしまいましたが、日本脳炎ワクチンを一度も接種していないお子さんは、夏前に最初2回のワクチン接種を終えておかれるとよいと言われています。
少々長くなりましたが、このような背景もあって、2011年5月の法令改正により、平成7年6月1日~平成19年4月1日までの間に生まれたお子さんについては、20歳になるまでの間、未接種分の日本脳炎の予防接種を公費で受けられることとなりました。
接種時期については、今までに受けた接種回数や年齢などによって変わってきますが、これが複雑でなかなか理解に苦しみます。
そこで、簡単に原則を覚えてください。
・日本脳炎ワクチンは全部で4回接種
・4回目は9歳を過ぎてから
・接種と接種の間隔は最低でも6日以上あける
・まだ接種していないお子さんはできるだけ早く1回目をやる
あとは母子手帳をみて、日本脳炎のワクチン接種を今まで何回やっているかを確認して、医療機関に問い合わせれば大丈夫でしょう。
日本脳炎ワクチンは生後6カ月以降に接種できるようになるため、現在は第一期の3回接種は小児科で乳幼児の時期に行われていると思われます。
接種を見合わせていた時期に接種しないで小学生・中学生になっているような方であれば、当院で接種をお受けいたします。就学前のお子さんについては、小児科専門医での接種をお勧めします。
詳しくはお電話等でお気軽にスタッフまでお問い合わせください。
幸田クリニック
2011年10月09日
ワクチン接種について ②麻しん・風しんワクチン
今回はお問い合わせの多い、麻疹・風疹ワクチンについてです。麻しん・風しんワクチンは従来、第一期(生後12カ月~24カ月)と第二期(5歳以上7歳未満で小学校就学前1年間)に接種していました。
しかし、2007年に10歳代~20歳代を中心とした年齢層で麻しんの流行がみられ、多数の学校が休校にするなどの混乱が起きました。これらの世代に流行した原因として、
・麻疹ワクチン接種を受けていおらず、麻しんにかかっていない者がいる
・第一期と第二期のワクチン効果が不十分で発症予防に十分な免疫を獲得していない者がいる
可能性が考えられました。
そこで、平成20年~24年度までの5年間は、中学1年生を第3期として、高校3年生を第4期として、麻しん・風しんワクチンの接種を行うことが決まりました。平成25年3月31日までは対象者に対して公費で予防接種が行われます。
現在、第4期については高校2年生も接種対象として認められるようになっており、出来るだけ早い高校2年生での接種が奨められています。該当者には、事前に学校などから「麻しん・風しん 第4期予防接種券」が配布されていると思います。
麻しんまたは風しんのどちらか一方にはかかっているという方の場合でも、第3期と第4期は麻しん・風しんの混合ワクチンを接種することになっています。
例えば、麻しんにすでにかかっていて、風しんにはかかっていない方の場合には、本来麻しんに関しては予防接種の必要性はありませんが、今回麻しんに関して接種をしたからといって害になるようなことは殆どないとされています。
麻しんないし風しんの単抗原ワクチンもありますが、今回の公費接種では使用できないことになっています。
麻しんと風しんの両方に確実にかかったことがある方については、必ずしも接種の必要性はありません。
先進国では麻しんはほとんど見られない疾患となっていますが、日本では未だに麻しんの流行があり、世界からは麻しんの輸出国という不名誉なレッテルを貼られています。
麻しんは罹患すると重症化する例もあり、決して気を許せない疾患でもあります。
また、風しんはご存じの通り、免疫のない方が妊婦になって感染すると、先天性障害を持ったお子さんが生まれる可能性が高い病気です。
現在、日本で使われている麻しん・風しんワクチンは弱毒生ワクチンであり、きちんと接種を受ければ終生免疫を得られる可能性が高いものです。
当院で接種を行っているのは第2期~第4期です。
接種は予約制(電話予約のみ)です。接種時には母子手帳をお忘れないようにお願い致します。
幸田クリニック
2011年10月06日
ワクチン接種について ①子宮頚がんワクチン
最近、問い合わせの多いワクチン接種について、順番に解説させていただきます。第一回は子宮頚がんワクチンについて解説します。
なお、平成23年10月1日時点の浜松市などからの指導内容が、一部情報源になっています。
浜松市以外にお住まいの方は、公費接種対象者の部分はご参考になさらないようにお願いいたします。
子宮頚がんはヒトパピローマウイルス(HPV)によって起こることが判っており、その関係を解明したドイツのハウゼン博士は2008年にノーベル医学生理学賞を受賞しています。
こういった根拠に基づいて、HPV感染をワクチンによって予防し、子宮頚がん発症を減らそうということが目標となっています。
子宮頚がんワクチンには、英国グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」、米国メルク社の「ガーダシル」という2種類があります。当院では両方のワクチンが接種可能になっています。ガーダシルについては、10/17(月)から接種を開始します。
サーバリックス・・・HPV16・18型感染予防ワクチン(対象年齢10歳以上)
ガーダシル・・・HPV6・11・16・18型感染予防ワクチン(対象年齢9歳以上)
一見、ガーダシルのほうが4種のウイルスに予防効果があるのでよさそうですが、子宮頚がんに効果があるのは16型と18型であり予防効果については差はないようです。
ただし、日本人の子宮頚がんにはHPV52・58型の関与が比較的多いともいわれており、予防効果は60%程度という意見もあります。HPV感染以外の子宮頚がん発生の可能性もあるため、ワクチンを接種したからといって完全に子宮頚がんの予防ができるというわけではないようです。また、アジュバントといわれる免疫増強剤が入っていることから、その安全性について疑問視する意見もあります。
それでも性交渉でHPVに感染する前にワクチン接種をすることで、一定の効果が期待できることから、全世界的に接種が推奨されるようになっています。
そんな子宮頚がんワクチンも公費負担の対象となった途端、全国で接種希望者が急増したため需要に対して供給が追い付かなくなり、今年の前半は新規接種者を見合わせる時期がありました。しかし、現在は供給体制が整い、サーバリックス・ガーダシル共に希望者全員に接種することができるようになっています。希望者といっても1回分の接種料が17000円(当院)と高価であり、既感染者への効果は期待できないことから、公費対象者以外の希望者は殆どありません。
10月1日時点での浜松市における公費対象者は以下の方(女子のみ)です。
・中学1年生・2年生・3年生、高校1年生相当(平成8年4月2日~平成11年4月1日生まれ)の方
・高校2年生相当(平成7年4月2日~平成8年4月1日生まれ)のうち9月30日までに1回目の接種が終了している方
なお、中学1年生~高校1年生相当の方が公費負担で接種できるのは、平成24年3月31日までに接種した分までとなるようです。
平成23年9月からはガーダシルも公費負担で接種が可能になりました。
子宮頚がんワクチンはトータル3回がセットになっています。
サーバリックス・・・初回・1ヶ月後・6ヶ月後(初回から数えて)
ガーダシル・・・初回・2ヶ月後・6ヶ月後(初回から数えて)
初回は、副反応などが出る可能性があるので、接種後30分程度経過を見させていただいて、特に問題がなければ帰宅していただきます。2回目からは接種後すぐに帰宅していたいて問題ありません。
接種後の接種部位における腫脹・疼痛は、インフルエンザなどの予防接種などと比べてかなり高率な印象があります。
その多くは数日で軽快してしまうものです。
接種に際して、賛否両論があることは事実ですが、一定の予防効果は見込めるものと考えて当院では接種をしております。実際に子宮頚がんが減るかどうかは、現在の接種対象者が子宮頚がんの好発年齢である30歳台にならないと判らないと思います。我々、消化器内科の領域でもB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスに対する感染予防策や駆除策を徹底して行ってきたことにより、肝細胞がんが激減しているという事実があります。それと全く同じことが子宮頚がんでも起こることを期待しています。
幸田クリニック
2011年09月28日
インフルエンザワクチン接種のお知らせ
それにしても、台風、凄かったですね。
浜松市南区や磐田の方の沿岸部は風による被害が大きかったようです。
当院も停電などがあり、院内LANなどに多少問題が生じましたが、本日より何とか正常に復旧しました。
周辺では看板の支柱から曲がってしまっていたり、電飾看板が完全に破損していたり、畑のハウスが吹っ飛んでいたり、凄い光景でした。中には家の屋根が風で一部飛んでしまったという患者さんもいらっしゃいました。
そんな台風一過、秋風が吹くようになり、朝や晩などは一気に気温が下がっています。
ここ数日は、風邪の患者さん、頭痛・めまいの患者さん、腹痛・下痢の患者さんなど、来院される方の症状も多種多様で、外来はてんやわんやの状態です。
さて、気温が下がってくると、そろそろインフルエンザワクチン接種の時期になります。
インフルエンザワクチンは65歳以上の高齢者、学童期のお子さん、受験を控えている方などへの接種が特に推奨されています。
やったからといって、インフルエンザにかからないというのではなく、罹患した際にインフルエンザ脳症や肺炎といった重症化を防ぐ意味合いが強いものです。
昨年と同様に10月1日より予約開始(電話予約も可)し、当院での接種開始は10月15日からです。
今年のワクチンの入荷状況としては、国内生産会社のうち一社が、震災関連の計画停電などの影響で、ワクチンを製造する卵が駄目になったとかで若干の生産量が落ちており、全体の流通量は例年の80-90%程度と予想されています。
当院における入荷量も例年の8-9割程度になる予定です。
当面は問題ありませんが、11月末位になるとワクチンが不足するかもしれませんので、お早めに接種されることをお奨め致します。
接種に際して、もう一つ重要な連絡があります。
厚生労働省からの指示で、今年から小児のワクチン接種量がう一部従来と変更されています。
従来は中学生以上が大人と同じ量でしたが、今年から3歳以上のお子さんは大人と同じ量(0.5ml)になりました(小学生以下は従来通り2回接種)。
そのため、従来は小学生以下の方の接種料は従来2500円でしたが、今季より大人と同じ3000円とさせて頂きます。
従来通り、4人以上揃ってご来院頂けた場合には、一人2500円となります。
尚、65歳以上の浜松市在住の方は市の助成があるため、一人1000円です。
当院では乳幼児(2歳以下)の接種は行っておりませんので、小児科での接種をお願い致します。
幸田クリニック
浜松市南区や磐田の方の沿岸部は風による被害が大きかったようです。
当院も停電などがあり、院内LANなどに多少問題が生じましたが、本日より何とか正常に復旧しました。
周辺では看板の支柱から曲がってしまっていたり、電飾看板が完全に破損していたり、畑のハウスが吹っ飛んでいたり、凄い光景でした。中には家の屋根が風で一部飛んでしまったという患者さんもいらっしゃいました。
そんな台風一過、秋風が吹くようになり、朝や晩などは一気に気温が下がっています。
ここ数日は、風邪の患者さん、頭痛・めまいの患者さん、腹痛・下痢の患者さんなど、来院される方の症状も多種多様で、外来はてんやわんやの状態です。
さて、気温が下がってくると、そろそろインフルエンザワクチン接種の時期になります。インフルエンザワクチンは65歳以上の高齢者、学童期のお子さん、受験を控えている方などへの接種が特に推奨されています。
やったからといって、インフルエンザにかからないというのではなく、罹患した際にインフルエンザ脳症や肺炎といった重症化を防ぐ意味合いが強いものです。
昨年と同様に10月1日より予約開始(電話予約も可)し、当院での接種開始は10月15日からです。
今年のワクチンの入荷状況としては、国内生産会社のうち一社が、震災関連の計画停電などの影響で、ワクチンを製造する卵が駄目になったとかで若干の生産量が落ちており、全体の流通量は例年の80-90%程度と予想されています。
当院における入荷量も例年の8-9割程度になる予定です。
当面は問題ありませんが、11月末位になるとワクチンが不足するかもしれませんので、お早めに接種されることをお奨め致します。
接種に際して、もう一つ重要な連絡があります。厚生労働省からの指示で、今年から小児のワクチン接種量がう一部従来と変更されています。
従来は中学生以上が大人と同じ量でしたが、今年から3歳以上のお子さんは大人と同じ量(0.5ml)になりました(小学生以下は従来通り2回接種)。
そのため、従来は小学生以下の方の接種料は従来2500円でしたが、今季より大人と同じ3000円とさせて頂きます。
従来通り、4人以上揃ってご来院頂けた場合には、一人2500円となります。
尚、65歳以上の浜松市在住の方は市の助成があるため、一人1000円です。
当院では乳幼児(2歳以下)の接種は行っておりませんので、小児科での接種をお願い致します。
幸田クリニック
2011年09月10日
9月休みのお知らせ
和歌山県、奈良県で台風被害にあわれた方々には心からお見舞い申し上げます。改めて台風の恐ろしさを痛感させられたように思います。
台風がすぎると秋風が吹くなどと言われますが、台風が通過したあと、浜松は朝晩はめっきり涼しくなった気がします。
涼しくなってくると夏の疲れが出て、夏バテの症状が出ることがよくあります。
夏バテ予防にはビタミンB群の摂取が効果的です。
市販のビタミン剤もよいですが、タマネギ、にんにく、豚肉、うなぎなどはビタミンB群の豊富な食材です。是非ともこの時期に、効率よく摂取して夏バテを予防していきましょう。
さて、当院は9月20日(火)と21日(水)は休診とさせていただきます。
休診日と祝日の関係で、9月24日(土)から通常通り診療を再開します。
勝手なことで大変申し訳ありませんが、何とぞご承知おき下さいますよう、よろしくお願い致します。
幸田クリニック
2011年07月30日
暗いニュースの中に少しだけホッとした記事が..
円高、和牛の放射能汚染、節電、豪雨被害....ニュースを見ていても何も明るいことがないですね。
挙句の果てに、総理大臣や閣僚がいつ辞めるか...次の総理大臣は誰がなるのか....そんなニュースはもう沢山!と思っている人が大半でしょう。誰がやってもいいから、被災した人達、産業を救う道筋を早く作りあげて欲しいものです。
そんなことばかり言っていたら、患者さんから「先生、そろそろバッチ付けたら?」なんて言われて....
確かに批判ばかりするのはフェアではないと思いますが、困っている人たちに、まずは寄付金を始め多くの支援をを早く届けてあげて欲しいと思います。
それはそうと節電絡みで、7月になって土曜日の外来が比較的落ち着いています。
自動車関連産業が、木曜日と金曜日休みになったのと関係があるのでしょうか。確かに、金曜日は多少、忙しくなっている気もします。
不景気で受診したいけど受診を控えている...そんな悲しい状況ではないことを祈るばかりです。
そんな中、ちょっとホッとするニュースを見つけました。
福岡市の2歳のお子さんが米国での心臓移植を終えて無事成功した とのこと。
拡張型心筋症という放っておくと心臓が機能しなくなってしまう重い病気のために、早急な手術が必要だったようです。これからの経過観察も大変だとは思いますが、まずはご両親、支援されている皆様、本当におめでとうございます。そしてご苦労様です。
それにしても、日本では移植医療がどうしてもうまく成立しません。法の整備の問題もあるでしょうが、提供者(ドナー)が絶対的に不足しているために移植が成立しないのが原因でしょう。特に幼児・小児期の移植はその点が顕著だと思います。昨年7月に改正臓器移植法が施行され、少しずつドナーは増えているようですが、それでも不足しているのが現状のようです。
慢性的ドナー不足の状況から、最近は臓器売買事件も報道されるようになり、移植関連ビジネスとして闇の世界がうごめいているという噂もあります。日本は医療水準も高く、医療面でのハードルはあまり高く無いだけに、闇のビジネスが暗躍しないよう、ドナーが少しでも増えていくような環境整備が必要だと思います。
ヨーロッパでは「オプティングアウト」(反対意思表示)という考え方があるようです。
事前に臓器移植を拒否しておかないと、自分が脳死になった際、臓器移植のために臓器を摘出されることも有りうるというシステムです。元気なときには、臓器移植の意思があるかないかなど、あまり考えたくないものです。特に、日本人は「死」というものを遠避ける傾向があり、現実的なものとしてあまり考えていないように思います。
東北の大地震で被災した人を助けることも支援、病気などで死と隣り合わせの状況で懸命に移植を待っている人を助けることもまた支援と思います。どちらも現実は過酷です。その過酷さを我々は少しでも理解し、常に何かアクションを起こしていかなくはいけないのではないでしょうか。
東北も政治責任も大事ですが、是非とも移植の問題をニュースとして積極的に取り上げて欲しいと思います。
当院はこの週末、サーバーを含め院内システムを一部新しく致します。開業から5年半、そろそろサーバーがダウンしてもおかしくないので、最新式のもの変更することとしました。それに伴い入力端末も増設し全部で6台体制にします。職員さんたちがうまく使いこなし、皆様が来院時の事務処理が少しでもスムーズに短時間に終わることができればと思います。
勿論、診察はじっくりやります。その分の多少の待ち時間はご了承ください。
月曜日、何事もなく、電子カルテが稼働してくれることを祈るばかりです。
幸田クリニック
2011年07月24日
原田芳雄さんが大腸がんで帰らぬ人に..残念
俳優の原田芳雄さんが、大腸がんで亡くなられたとの報道を聞き、心からおくやみ申し上げます。大腸がん撲滅を目指している私たち専門医として、本当にやりきれない思いがあります。一方で、大腸がんという病気を公表していただき、お亡くなりになる直前まで舞台挨拶に出演して、視聴者に病について考える機会を与えて下さったことに感謝しています。せっかくの機会ですので、この機会に大腸がんについて書かせて下さい。
日本人の二人に一人はがんで亡くなる時代ですので、がんになることは珍しいことではありません。中でも結腸・直腸がんは左のグラフでも判るとおり、年々増加しているのです。でも、がんになったから必ず命が奪われるわけではありません。「がん」というと、あっという間に大きくなって、あっという間に転移してというイメージが強いと思います。でも、実は違うのです。一部の例外を除けば、初期段階において、がんはとてもゆっくり発育するのです。
問題はそのゆっくりと発育している初期段階でうまく見つけることができるかどうかです。初期段階の期間は、一般的に5~10年くらいあるといわれています(例外は勿論あります)。初期段階では自覚症状がないため、健康診断(がん検診)で見つけることが必要となります。
そういった検診システムが整備されているのは、肺がん・胃がん・大腸がん・肝がん・乳がん・子宮頚がん・前立腺がんです。中でも、胃がんとピロリ菌、子宮頚がんとヘルペスウイルス、肝細胞がんとB型・C型肝炎ウイルスなど、感染症と発がんとの関連が明らかになってきているものもあります。それらは順次、対策型検診(発がんリスクの高い人を中心に検診)が行われていき、今後確実に成果が上がるものと思われます。
大腸がん検診の課題は、発がんリスクの高い人を抽出するだけの疫学的証拠が乏しいことです。便秘や欧米型の食事などが危険因子といわれていますが、抽象的なもので絞り込みができず、対策型検診ができないのです。
検診自体が便潜血検査で行われているという問題点もあります。便に血が混じるかどうかを見る単純なものでは、進行がんを拾い上げることはできても、早期がんを拾い上げることは難しいのです。さらに発症年齢も年々若年化しています。今から10年くらい前は、大腸がんと言えば若くて50歳台の病気でしたが、今では40歳台でみつかることも珍しくありません。
そうなると、40歳以降の方はできるだけ内視鏡検査を受けてもらいたいところなのですが、今度は検査を行う施設が不足しています。検査を行っていても、検査時の苦痛などに対する対策が不十分で、受診者が二度と検査を受けたくないという印象を持ってしまうような施設もあります。内視鏡検査を行う間隔も問題となります。ポリープが多発しているような人は毎年行う必要がありますが、ポリープがない人や切除してしまった人はどの位の間隔で行うのか。そういった根拠がないために、毎年同じ患者さんに大腸内視鏡検査を行い、それが検査を混雑させているという点も見逃せないところです。
当院ではポリープがない人の場合、40歳台では5年に一度、50歳台以降は3年に一度くらいの検査をお奨めしています。大腸内視鏡検査は下剤処置の関係で日に何人もできないため、どうしても予約が込み合います。切除すべきポリープを検査の機会にきちんと切除してしまい、次回検査までの間隔を開けることで初めて検査を受ける人たちが少しでも早く予約できるように努力しています。また、検査の前処置用のお手洗いも院内に増設し、一日に行う大腸内視鏡検査の数も増やしていく予定です。
大腸内視鏡検査を受けたことがなく、
「受けようかどうしようか迷われている人たちが少しでも気楽に受診してもらえる」
「一度検査を受けられた方がこのくらいの苦痛であればまた検査を受けに来ようと思える」
そんな施設でありたいと思ってスタッフと改善を重ねています。
最後にもう一度、大腸がんについて、いろいろと考える機会を与えて下さった原田芳雄さんに心からご冥福をお祈り申し上げます。
幸田クリニック
日本人の二人に一人はがんで亡くなる時代ですので、がんになることは珍しいことではありません。中でも結腸・直腸がんは左のグラフでも判るとおり、年々増加しているのです。でも、がんになったから必ず命が奪われるわけではありません。「がん」というと、あっという間に大きくなって、あっという間に転移してというイメージが強いと思います。でも、実は違うのです。一部の例外を除けば、初期段階において、がんはとてもゆっくり発育するのです。問題はそのゆっくりと発育している初期段階でうまく見つけることができるかどうかです。初期段階の期間は、一般的に5~10年くらいあるといわれています(例外は勿論あります)。初期段階では自覚症状がないため、健康診断(がん検診)で見つけることが必要となります。
そういった検診システムが整備されているのは、肺がん・胃がん・大腸がん・肝がん・乳がん・子宮頚がん・前立腺がんです。中でも、胃がんとピロリ菌、子宮頚がんとヘルペスウイルス、肝細胞がんとB型・C型肝炎ウイルスなど、感染症と発がんとの関連が明らかになってきているものもあります。それらは順次、対策型検診(発がんリスクの高い人を中心に検診)が行われていき、今後確実に成果が上がるものと思われます。
大腸がん検診の課題は、発がんリスクの高い人を抽出するだけの疫学的証拠が乏しいことです。便秘や欧米型の食事などが危険因子といわれていますが、抽象的なもので絞り込みができず、対策型検診ができないのです。
検診自体が便潜血検査で行われているという問題点もあります。便に血が混じるかどうかを見る単純なものでは、進行がんを拾い上げることはできても、早期がんを拾い上げることは難しいのです。さらに発症年齢も年々若年化しています。今から10年くらい前は、大腸がんと言えば若くて50歳台の病気でしたが、今では40歳台でみつかることも珍しくありません。そうなると、40歳以降の方はできるだけ内視鏡検査を受けてもらいたいところなのですが、今度は検査を行う施設が不足しています。検査を行っていても、検査時の苦痛などに対する対策が不十分で、受診者が二度と検査を受けたくないという印象を持ってしまうような施設もあります。内視鏡検査を行う間隔も問題となります。ポリープが多発しているような人は毎年行う必要がありますが、ポリープがない人や切除してしまった人はどの位の間隔で行うのか。そういった根拠がないために、毎年同じ患者さんに大腸内視鏡検査を行い、それが検査を混雑させているという点も見逃せないところです。
当院ではポリープがない人の場合、40歳台では5年に一度、50歳台以降は3年に一度くらいの検査をお奨めしています。大腸内視鏡検査は下剤処置の関係で日に何人もできないため、どうしても予約が込み合います。切除すべきポリープを検査の機会にきちんと切除してしまい、次回検査までの間隔を開けることで初めて検査を受ける人たちが少しでも早く予約できるように努力しています。また、検査の前処置用のお手洗いも院内に増設し、一日に行う大腸内視鏡検査の数も増やしていく予定です。大腸内視鏡検査を受けたことがなく、
「受けようかどうしようか迷われている人たちが少しでも気楽に受診してもらえる」
「一度検査を受けられた方がこのくらいの苦痛であればまた検査を受けに来ようと思える」
そんな施設でありたいと思ってスタッフと改善を重ねています。
最後にもう一度、大腸がんについて、いろいろと考える機会を与えて下さった原田芳雄さんに心からご冥福をお祈り申し上げます。
幸田クリニック
2011年06月13日
糖尿病治療薬 「アクトス」 について
本日の朝刊で、フランスにおいてピオグリダゾン塩酸塩製剤(製品名;アクトス)処方停止の記事が取り上げられています。内容の要旨としては
「アクトスを服用していると、膀胱がんになり易いという結果が出たため、フランスでは新規のアクトス処方を禁止する」といった内容です。
詳細な内容はというと、アクトスを服用している患者16万人は、服用していない患者133万人に比べて、膀胱がんの発症率が統計学的に有意に高かったというものです。
通常、この手のデータは幾つかの研究データを合算して評価されることが一般的ですが、今回は研究対象となる集団の人数が多く、フランスが自国民において行った研究であったことから、自国向けに早急に発信されたものと思われます。
ヨーロッパで最近、細菌性腸炎が蔓延し、スペインのキュウリが当初問題と発表され、結果的には間違っていて、スペインでは相当な風評被害を被ったということがありました。今回のことと同じとは思いませんが、一つの研究データから早急に結論付けると、同様の事象が起こってしまう可能性があると思います。特に、このようなケースでのマスコミの報道は、ある程度結論を決め付けたようなものが多くなるのが常です。ここは冷静な対応が必要と思います。
ただ、全く火のない所に煙が発ったかとというとそうでもないようです。
アクトスが承認される前の動物実験レベルでは雄ラットにのみ膀胱腫瘍が起こっていることが報告されています。また、アクトスと膀胱がんの関係を評価するために疫学研究(KPNC研究)が進行中です。その中間解析結果では、長期服用により膀胱がんのリスクが僅かながら増加するが、リスクを増加させるとまではいえないという結果だったようです。
この手の問題は人種差なども絡んでくることが多いと思います。また、膀胱がんなどは喫煙なども発症リスクファクターであり、それらがどのように絡むかも大事になります。
そのため、現状でアクトスが危険かどうかを私に評価しろといわれても、何とも言えないというのが正直なところです。
一方でアクトスという薬は糖尿病治療において、とても大事な薬でもあります。服用を中止してしまった際の糖尿病コントロールの悪化の可能性はあります。厳密な意味でアクトスの代わりになるような内服薬は今のところ存在しません。当院にもアクトスのお陰で糖尿病のコントロールが良くなっている方が沢山おられます。
今回の記事で、当院からアクトスが処方されている方で不安に思われる方は服用を中止して早めに相談に来て下さい。
ちなみに私の拙い経験にはなりますが、今まで数多くの方にアクトスを処方し、膀胱がんを発症したという患者さまを診た経験はありません。今後、膀胱がんになるリスクとアクトスを中止して糖尿病が悪化して合併症が起こるリスクを天秤にかけて、継続するかどうかを考える必要がありそうです。
そのリスクというのは、性別、糖尿病のコントロール状態、アクトスの服用歴、やめた場合にどの程度糖尿病が悪化するか、といったことで変わってくると思います。それらを総合的に判断して今後服用継続の是非を考えていこうと思います。
幸田クリニック
「アクトスを服用していると、膀胱がんになり易いという結果が出たため、フランスでは新規のアクトス処方を禁止する」といった内容です。
詳細な内容はというと、アクトスを服用している患者16万人は、服用していない患者133万人に比べて、膀胱がんの発症率が統計学的に有意に高かったというものです。
通常、この手のデータは幾つかの研究データを合算して評価されることが一般的ですが、今回は研究対象となる集団の人数が多く、フランスが自国民において行った研究であったことから、自国向けに早急に発信されたものと思われます。ヨーロッパで最近、細菌性腸炎が蔓延し、スペインのキュウリが当初問題と発表され、結果的には間違っていて、スペインでは相当な風評被害を被ったということがありました。今回のことと同じとは思いませんが、一つの研究データから早急に結論付けると、同様の事象が起こってしまう可能性があると思います。特に、このようなケースでのマスコミの報道は、ある程度結論を決め付けたようなものが多くなるのが常です。ここは冷静な対応が必要と思います。
ただ、全く火のない所に煙が発ったかとというとそうでもないようです。
アクトスが承認される前の動物実験レベルでは雄ラットにのみ膀胱腫瘍が起こっていることが報告されています。また、アクトスと膀胱がんの関係を評価するために疫学研究(KPNC研究)が進行中です。その中間解析結果では、長期服用により膀胱がんのリスクが僅かながら増加するが、リスクを増加させるとまではいえないという結果だったようです。
この手の問題は人種差なども絡んでくることが多いと思います。また、膀胱がんなどは喫煙なども発症リスクファクターであり、それらがどのように絡むかも大事になります。
そのため、現状でアクトスが危険かどうかを私に評価しろといわれても、何とも言えないというのが正直なところです。
一方でアクトスという薬は糖尿病治療において、とても大事な薬でもあります。服用を中止してしまった際の糖尿病コントロールの悪化の可能性はあります。厳密な意味でアクトスの代わりになるような内服薬は今のところ存在しません。当院にもアクトスのお陰で糖尿病のコントロールが良くなっている方が沢山おられます。
今回の記事で、当院からアクトスが処方されている方で不安に思われる方は服用を中止して早めに相談に来て下さい。
ちなみに私の拙い経験にはなりますが、今まで数多くの方にアクトスを処方し、膀胱がんを発症したという患者さまを診た経験はありません。今後、膀胱がんになるリスクとアクトスを中止して糖尿病が悪化して合併症が起こるリスクを天秤にかけて、継続するかどうかを考える必要がありそうです。
そのリスクというのは、性別、糖尿病のコントロール状態、アクトスの服用歴、やめた場合にどの程度糖尿病が悪化するか、といったことで変わってくると思います。それらを総合的に判断して今後服用継続の是非を考えていこうと思います。
幸田クリニック
2011年06月02日
内視鏡で行う胃がん検診 開始のお知らせ
浜松市では今年の4月から「内視鏡で行う胃がん検診」が導入されました。4月にがん検診の葉書が浜松市から送られてきている人であれば、胃がん検診が内視鏡(胃カメラ)で行えるようになりました。従来のバリウムによる検診とどちらかを受診者が選択できるシステムになっています。
胃がん検診を内視鏡で出来るようにするというのは、我々消化器科医の長年の願いでした。
理由はバリウム検査よりも早期の段階でガンが発見できる可能性が高く、発見時にガンの部分のみを内視鏡的に局所切除すれば大丈夫な人を一人でも多くするためです。
政令指定都市での導入は全国でも数件目であり、浜松市は対象となる人口も多いため、それなりのシステムを構築する必要があります。
私も導入するための委員会の一員として、昨年度一年間は夜な夜な医師会に集まって、いろいろな立場の人たちと打ち合わせをしてきました。実際にはシステムの構築や接続が4月には間に合わず、5月のGW明けから受付・検査を開始しています。
しかし、胃カメラというとそれだけで嫌悪感が強い方が多いかもしれません

「あんな辛い検査をやるくらいなら死んだ方がマシ」
「二度とやりたくない」
「息ができなくて死にそうだった」
「お産より辛かった」
など、とにもかくにも苦情には事欠かない検査です

何故、こんなにイメージが悪い検査になってしまったのでしょう。
理由は幾つかあると思います。
・初期の頃の太いカメラを呑み込んでいたときのイメージが残存している
・うまく飲み込めなくて施行医から怒られた
・個別化されていない検査システム
・検査後にお腹が空気で膨らんで苦しい
中でも私が問題にしているのは個別化されていないシステムのところです。
内視鏡を初めて受ける人、受けたことがあって苦しかった人、緊張しやすい人、嘔吐反射が強い人、内視鏡なんてへっちゃらな人、こういった人たちが皆同じ前処置をして一律に検査を受けているのです。結果としてはへっちゃらな人達だけが毎年検査を受けているという状況になっているのではないかと思います。
へっちゃらではない人たちが、できるだけ安心して受けられるシステムを作ってこそ、内視鏡検診は成功するものと私は思います。
当院では、鎮静剤の使用、極細内視鏡を使った鼻からの内視鏡(経鼻内視鏡)、炭酸ガスによる内視鏡といった楽に検査を行うためのツールを組み合わせて、検診を希望される人の年齢、検査を受けた回数、検査における各個人の希望に応じて最も良いと思われる方法を提案しています

一番右側が先端直径5mm程度の極細内視鏡当院ではこれらの方法を駆使して、少しでも楽に検査を受けて頂けるように努めています。受診者の皆さまからも、「今回は楽にできた」「知らない間に検査が終わっていた」など、感謝の言葉を頂きます。
今までは胃がん検診というとバリウム検査が定番でした。バリウム検診は胃がんの早期発見のため、多大な貢献をしてきました。
バリウム検診を否定するわけではありませんが、精度の問題もあり今後は少なからず内視鏡検診に移行していくことと思います。
浜松が多くの自治体に先駆けて「内視鏡で行う胃がん検診」をスタートさせたことは素晴らしいことだと思います。
今後、胃がん検診にペプシノーゲン法などの血液検査の導入も考えられていますが、当面、「内視鏡で行う胃がん検診」が成功するかどうかは、我々医療従事者側がどのような検査を受診者に提供できるかにかかっているのかもしれません。
幸田クリニック
2011年05月30日
診療時間変更のお知らせ
2011年05月02日
陸前高田市での医療支援報告 その2
今回は陸前高田市の医療状況について報告したいと思います。
これから協力に行きたいという方もおられると思いますので、ご参考にしてして頂ければ幸いです。
被災後の陸前高田市における医療は、大きく分けて二つの柱から成り立っています。
一つは日赤病院を基点にしたもの。これは被災直後から高田第一中学校の敷地内で行われています。
もう一つは、現地で被災してしまった県立高田病院のスタッフが中心となって行っているもの。
これは、陸前高田市全域で避難所と臨時診療所がある地区を米崎地区・小友地区・広田地区・長部地区・竹駒地区などといった具合に分けて、それらを統括する形で行っているものです。
県立高田病院は壊滅的な被害を被り、病院機能を米崎のコミュニティーセンター(コミセン)に何とか移設をしたようです。震災直後から少しずつ器材や薬剤を調達し、徐々に病院としての機能を取り戻してきたようです。震災当初は電気も来ておらず、衛星電話だけが頼りだったそうです。そのスタッフの頑張りには本当に頭が下がります。
被災した県立陸前高田病院全景
病院入口付近
4階まで被災した高田病院
県立高田病院は4階建ての建物の4階まで津波が押し寄せ、スタッフの中でもお亡くなりになった方もおられるようでした。スタッフの多くは屋上に避難して無事だったようです。しかし、病院前の官舎も被災したため、御家族が被害に遭われた方は多くおられるようでした。
我々が参加したのは、県立高田病院のスタッフが中心となってやっている部隊のほうで、その中で気仙町長部地区を北海道大学のチームと共に担当したということになります。
毎日、朝8時40分と夕方16時から参加チーム全体でスタッフミーティングを米崎のコミセンで行います。
米崎コミセンの外観
そこでは、インフルエンザ、感染性胃腸炎、疥癬など、集団感染を起こしていないかどうかの報告や、その日一日の被災者の受診状況が報告されます。私が行っている間にはそういった感染症の発生は殆どありませんでした。
ただ、日赤病院が行っている医療支援の情報があまり入ってこなかったのは残念でした。
ミーティングを主催しているのは、県立高田病院院長の石木先生です。石木先生は御家族が被災されているにもかかわらず、気丈に陸前高田に来ている様々な医療スタッフのまとめ役として活躍されています。
気丈な高田病院石木院長
私が派遣期間中に来ていた支援チームは本当に様々でした。
秋田、福岡、神戸、東京、北海道、長野、岐阜などが自治体主導で支援チームが送りこまれていました。
どこも、医師・看護師・医療事務のスタッフを揃えて7-8人体制のところが多かったように思います。
現地では医師の専門性などを考慮して、循環器内科や皮膚科など専門的な診療が必要な場合には適宜往診を行うような体制をとってお互いに協力し合う雰囲気がありました。
派遣されている医師の殆どが大学病院や公立病院の方で、一部大規模私立病院の方もおられました。
他の地域はわかりませんが、浜松市のように医師会や薬剤師会が率先して派遣しているチームは他にありませんでした。
開業医といえど、勤務医時代には専門的な医療をしていますし、勤務医の先生よりも往診すること自体は慣れているので、現地でのニーズは非常に高いと思います。
問題は自分の病院を休診にして行かなくてはいけない点ですが、当院の場合には1か月処方されて受診が予想されるような方に予め連絡をして1週間前倒しで来てもらいました。出張期間中に来院された方には、周辺の開業医の先生にお願いして薬を処方してもらったりすることで何とか乗り切ることができました。
休診にすることで、クリニックとして損失はあると思いますが、現地で家族や家が被災しても頑張っている人たちの姿をみると、そんな思いは吹き飛びます。震災後1カ月以上経過し、現地の開業医の先生でもプレハブを建てて診療を再開するところも出てきています。何とか現地の医療がある程度回復するまで、みんなで繋いでいく意識が必要だと思います。
幸田クリニック
これから協力に行きたいという方もおられると思いますので、ご参考にしてして頂ければ幸いです。
被災後の陸前高田市における医療は、大きく分けて二つの柱から成り立っています。
一つは日赤病院を基点にしたもの。これは被災直後から高田第一中学校の敷地内で行われています。
もう一つは、現地で被災してしまった県立高田病院のスタッフが中心となって行っているもの。
これは、陸前高田市全域で避難所と臨時診療所がある地区を米崎地区・小友地区・広田地区・長部地区・竹駒地区などといった具合に分けて、それらを統括する形で行っているものです。県立高田病院は壊滅的な被害を被り、病院機能を米崎のコミュニティーセンター(コミセン)に何とか移設をしたようです。震災直後から少しずつ器材や薬剤を調達し、徐々に病院としての機能を取り戻してきたようです。震災当初は電気も来ておらず、衛星電話だけが頼りだったそうです。そのスタッフの頑張りには本当に頭が下がります。
被災した県立陸前高田病院全景
病院入口付近
4階まで被災した高田病院県立高田病院は4階建ての建物の4階まで津波が押し寄せ、スタッフの中でもお亡くなりになった方もおられるようでした。スタッフの多くは屋上に避難して無事だったようです。しかし、病院前の官舎も被災したため、御家族が被害に遭われた方は多くおられるようでした。
我々が参加したのは、県立高田病院のスタッフが中心となってやっている部隊のほうで、その中で気仙町長部地区を北海道大学のチームと共に担当したということになります。
毎日、朝8時40分と夕方16時から参加チーム全体でスタッフミーティングを米崎のコミセンで行います。
米崎コミセンの外観そこでは、インフルエンザ、感染性胃腸炎、疥癬など、集団感染を起こしていないかどうかの報告や、その日一日の被災者の受診状況が報告されます。私が行っている間にはそういった感染症の発生は殆どありませんでした。
ただ、日赤病院が行っている医療支援の情報があまり入ってこなかったのは残念でした。
ミーティングを主催しているのは、県立高田病院院長の石木先生です。石木先生は御家族が被災されているにもかかわらず、気丈に陸前高田に来ている様々な医療スタッフのまとめ役として活躍されています。
気丈な高田病院石木院長私が派遣期間中に来ていた支援チームは本当に様々でした。
秋田、福岡、神戸、東京、北海道、長野、岐阜などが自治体主導で支援チームが送りこまれていました。
どこも、医師・看護師・医療事務のスタッフを揃えて7-8人体制のところが多かったように思います。
現地では医師の専門性などを考慮して、循環器内科や皮膚科など専門的な診療が必要な場合には適宜往診を行うような体制をとってお互いに協力し合う雰囲気がありました。
派遣されている医師の殆どが大学病院や公立病院の方で、一部大規模私立病院の方もおられました。
他の地域はわかりませんが、浜松市のように医師会や薬剤師会が率先して派遣しているチームは他にありませんでした。
開業医といえど、勤務医時代には専門的な医療をしていますし、勤務医の先生よりも往診すること自体は慣れているので、現地でのニーズは非常に高いと思います。
問題は自分の病院を休診にして行かなくてはいけない点ですが、当院の場合には1か月処方されて受診が予想されるような方に予め連絡をして1週間前倒しで来てもらいました。出張期間中に来院された方には、周辺の開業医の先生にお願いして薬を処方してもらったりすることで何とか乗り切ることができました。
休診にすることで、クリニックとして損失はあると思いますが、現地で家族や家が被災しても頑張っている人たちの姿をみると、そんな思いは吹き飛びます。震災後1カ月以上経過し、現地の開業医の先生でもプレハブを建てて診療を再開するところも出てきています。何とか現地の医療がある程度回復するまで、みんなで繋いでいく意識が必要だと思います。
幸田クリニック

