2012年05月02日

GW中の休日当番医のお知らせ

5/2(火)午前でGW中の診療は終了しました。5/3~5/6にかけては、お休みをいただきます。何卒ご了承下さい。

皆さん、浜松祭りを存分に楽しみましょう。
といっても、天気が???ですが..

休診期間中の休日当番医が発表になっているのでお知らせします。

5月3日
小児科;いぬかい小児科(和田)
内科・小児科;一貫堂内科消化器科医院(鹿谷)
内科;本康内科医院(頭蛇寺)、きもとクリニック(高丘東)、水野クリニック(中島)
外科;ますい整形外科クリニック(西浅田)、ゆたか外科(三方原)
5月4日
小児科;クリニックパパ(入野)
内科・小児科;松下歯科内科クリニック(下池川)
内科;やすひろクリニック(若林)、とみた内科(領家)、いちえもん内科消化器科クリニック(南浅田)
外科;はせがわ整形外科(和合)、マツオ脳神経クリニック(市野)
5月5日
小児科;おおば小児科(三方原)
内科・小児科;山口内科クリニック(東伊場)
内科;三和診療所(三和)、大坂内科医院(冨塚)、清水クリニック(向宿)
外科;にはし整形外科(大人見)、近藤外科消化器科医院(寺脇)
5月6日
小児科;浜松北病院(大瀬)
内科・小児科;浜松北病院(大瀬)
内科;岡田内科(大瀬)、なかむらクリニック(入野)、長島内科医院(小池)
外科;浜松北病院(大瀬)

何らかの都合で急遽予定が変更される場合があります。
静岡新聞や中日新聞の朝刊には当日の休日当番医の詳細が載っていますので、受診される場合には必ず確認の上、受診するようにしてください。

幸田クリニック  

Posted by こうだ at 15:43TrackBack(0)医療

2012年03月31日

糖尿病の数値;ヘモグロビンA1cの変更について

 一雨ごとに暖かくなってきています。
 今年は、思いのほか花粉症の症状が強く、鼻水・鼻づまり・空咳とつらい日々が続いています。

 暖かくなるは喜ばしいことですが、暖かくなると花粉症の症状も悪化するのでちょっと複雑な気分です。

 さて、新聞等でも報道されてご存知の方も多いかもしれませんが、4月から糖尿病の状態をみる指標として用いられるヘモグロビンA1cという数値の表記方法が変更されます。
 それに伴い、出てくる値や正常値が変更されます。

 今までは日本の中で統一されたものを使っていましたが、4月1日より国際基準として全世界で使用されているものに変更されるためです。
 
 正常値;
 従来(JDS) 4.3~5.8%
 新(NGSP) 4.6~6.2%


 上記のように正常値が変更になり、測定される値も従来のものより0.3~0.4程度高い数値となります。

 そのため、糖尿病のコントロール目標であった6.5未満というものも、6.9未満に変更されます。 

 我々、診察をする側も、まだ慣れていないため、糖尿病で通院中の皆様には、多少の混乱を招くことが予想されます。
 当院では当面の混乱を避けるためにも、従来の値(JDS)と新しい値(NGSP)の両方を使用していきます 

 糖尿病手帳も両方の数値が書き込めるようなものがございますので、受診時に随時変更してまいります。
 何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。

 幸田クリニック  

Posted by こうだ at 17:31TrackBack(0)医療

2012年03月11日

震災から1年 可能性を感じた中学生たちの感想

今日、東日本大震災から1年を迎えました。

被災されてお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災され今もなお不自由な生活をされている皆さまに心からお見舞い申し上げます。

震災から1年、これから被災地の復興が本格的に始まろうとしているのではないでしょうか。
今後5年、10年、もしかしたら20年かけて、被災地の地域社会が再構築され、活気を取り戻していくことになるのでしょう。
我々は、この事実を後世に語り継ぐ必要があるのではないかと思います。

そんなとき、これから社会の主役となっていく、今の中学生はどのような感想をもっているのでしょうか。
先日、陸前高田市に医療支援ボランティアに行った経験をお話しさせていただいた際の感想をいただきました。

被災地ではない地域の今どきの中学生が、東日本大震災についてどのように思い、今後に人生にどう生かそうとしているのか。
彼等、彼女等が大人になった時に、被災した地域にどのように接してくれるのか想像できる感じがして、心が少し安らぐような気がします。

被災した地域の人たちに中学生たちの声が思いが伝わることを願います。
なお、感想は私が独断と偏見で選びましたが、決して優等生の感想だけを選んでおりません。

まずは1年生。

1年女子
「ボランティア」という言葉を私たちはよく使います。でも今日私は知りました。「ボランティア」はそんな軽いものじゃないと。私はまだ被災地に行けないけど、今自分にできる精一杯の事をしたいと思いました。震災で12人に1人亡くなっているときき、びっくりしました。先生は津波がきて生き残るのは運だと言いました。それでは今まで津波で亡くなった人たちは運がないために亡くなったのでしょうか。それではあまりに悲しすぎると思います。私は生き残りたいです。絶対に生き残ります。

1年男子
ぼくは幸田さんの話を聞いて心に残ったことは、衛星電話の話です。その人が衛星電話を渡さなかったら被災地の人たちは連絡する手段がなくて困っていただろうと思いました。衛星電話をわたした人は亡くなってしまったけど、被災地の人たちを助けたことがわかりました。他にも被災地の中学生たちが頑張っていたことを知って、東海地震が起きてもだれかの役に立つようにがんばりたいです。

1年男子
陸前高田市で1本だけ生き残った「奇跡の1本松」が枯れてしまいそうだということを前にテレビで見ました。でも接ぎ木によって苗木も育っているそうです。この1本松も大きく育ってほしいと思います。被災地がはやく復興するといいと思います。ぼくもできることをがんばります。

1年男子
ぼくのおばあちゃんも陸前高田市にいて、ぼくのいとこは津波で死にました。ぼくのおばあちゃんは山に牧場をもっていて、そこを市に貸しています。すごくいい人です。あったことがありますか? ぼく自身もすごく助けに行きたい気持ちがあります。ぼくのおじいちゃんは山形にすんでいて、実際に助けにいきました。地震の本もくれました。それをみてびっくりしました。ぼくは地震がすごく怖いです

1年男子
3月11日にテレビのチャンネルが一斉に地震情報になり、僕は早くチャンネルが戻らないかな位にしか思っていなかったけど、現地ではテレビで見るよりも大変な出来事が起こっていたことを知っていい勉強になりました。東海地震がいつくるかわからないこの地域で、幸せに学校生活がおくれるということは自分が思っている以上に幸せななんだなと思いました。

1年男子
ぼくはまず飯田小と東部中をそつぎょうした先輩で一緒に行った人がいたのにびっくりしました。今後、いつぼくたちにそのような災害がおこるかわからないので、自分の命を自分で守れるようにしたいです。今、被災している人たちに対して、何ができるかを考えたいと思います。

1年女子
どれだけの人がボランティアとして活動しに行き、その裏ではどのようなことが起こっていたのか、ボランティアとして被災地に行かなければわからないことばかりだと思いました。自分も勇気をだしてボランティアに行き、何か役に立つことができる人になりたいなと思いました。今日のお話でボランティア活動をした方にしかわからないような貴重な体験談を聞き、勇気がもらえ、そのような人の心の温かさを知りました。

1年男子
今日の命の講演会は正直めんどうくさかったけど話を聞いていくうちに本当の命の大切さについて学べたと思いました。今度、もし地震があった場合、ぼくも率先してボランティア活動をしたいと思いました。

つい1年前まで小学生だった子たちです。私のような人間が話をしただけでも、いろいろなことが伝わるものだと感心します。

続いて2年生と3年生。

2年女子
現地に行って被災者の皆さんの役にたつことが大切だと思いました。なくなった方が2000人もいらっしゃるということでなんだか想像がつかない数だと思いました。あたりまえの生活があたりまえじゃなくなるというこがどれだけ大変かすごく伝わりました。そして、今がれきのうけいれでもめていますが、ぜひ、受け入れてほしいと心から思いました。そして、東北が一日でも早くふっこうして、明るい笑顔をみんながとり戻してほしいです。

2年女子
私が今日の講演会で一番印象にのこったことは、「中学生や高校生の笑顔にはげまされた」と言っていたことです。私にもできることがあるんだなと思いました。けれど笑顔を作るのはむずかしいなとも思いました。つらいときに笑うなんてできないかもしれないけれど、どんな時でも明るく前を向いていきたいと思いました。

2年男子
講師の人が来たときは、どっかの学校の先生かと思いました。でも話を聞いていくうちにそんなことは忘れて聞き入ってしまいました。迷惑ボランティアの人は、心ではいいことはしていると思っていても、実際はいいことをしていないというのは少し悲しいです。しっかり確認してからボランティアに参加した方がいいと思いました。

2年男子
幸田先生が途中で涙したとき、改めて命の大切さを感じた。死にたくて死んだ人はいない。生き残っただけでも奇跡。今生きている人はそのことを忘れてはいけないと思う。

2年女子
ボランティアは今まで参加したことはありましたが、子供会の行事や学校からの強制で参加していました。今日の話を聞いて、今度ボランティアを募集していたら、自分から参加してみようと思いました。私は大人になったら医者になって人の役に立てるようになりたいと思いました。

2年女子
ボランティアのいいところをたくさん知りました。今までボランティアの良さとか、やることとか、よくわかっていなかったけど、今日の話をきいてボランティアで人が元気になり、人が救われることを思うと、東北の人になにもしてあげられなくて申しわけなかったと思いました。

3年男子
ぼくは、あの震災のことを他人事で見ていた。自分は何もしていなかったが、そんな時、被害者のために働いている人がいた。自分が何もできなかったために、苦しんでいる人もいただろう。ぼくはそんな事を知ることができた。だから、これからは他人事ではないという意識で、何かしらの形で関わっていきたい。

3年女子
改めて東日本大震災がもたらした被害の大きさやおそろしさを思い出すことができた。あんなに大きな地震だったのに、いつのまにか記憶の中からうすれていっていることも事実で、被災された人に申し訳なかったと思いました。私の父も春休み位にボランティアに行っていました。ですが帰って来てからの父はつかれている様子だったし、その時の様子は聞けませんでした。でも、父の苦労を知ることができたような気がします。

どのような感想を持ちましたか?

正直、もっと反発した意見を頂くのかと思っていましたが、ほとんどありません。
校長先生にも腹をたてるようなことはないので包み隠さず全ての感想を見せてくださいとお願いしました。
みんな本当に素直なんです。ここでは紹介できない感想も本当に素晴らしいものばかりです。
彼ら彼女らがこれから大人への階段を昇って行くのです。ちょっとほっとしませんか。

がんばれ! 中学生ナイス

今日の震災の日を境に、ボランティアに行った人たちや今も活躍されている人たちが、その経験を中学生・高校生に話す機会がもっともっと増えるとよいように思います。

幸田クリニック  

Posted by こうだ at 17:54TrackBack(0)日記

2012年03月01日

陸前高田市医療支援ボランティアへの参加経験についての講演会

 昨日、やっと3つ目の講演も無事終わり、慢性的不眠状態からもやっと解放されそうな感じです。でも花粉症の症状があるので、やっぱり眠れないのかもしれませんが..

 気分転換に佐鳴湖をジョギングで3周ほどして、1カ月ぶりのブログを書く気持ちになったところです。

 昨日は、クラウンパレスホテルで虎の門病院の貝瀬満先生をお呼びして、胃がん内視鏡検診研究会が開催されました。貝瀬先生のご講演に先立ち、本年度行われている胃がん内視鏡検診の成績や現状の問題点などについて「2011年 浜松医師会胃がん検診の反省と今後」というテーマで報告をさせて頂きました。

 30分の予定で話は時間内に納まったのですが、予想外に質問が多く、予定時間を超過してしまったのが、ちょっと後悔です汗

 それはそうと、少し前の話になりますが、2月16日(木)には校医をしている浜松市立東部中学校で、
「東日本大震災 医療支援ボランティアとしての参加経験」
をテーマに全校生徒の皆さんの前でお話をさせて頂きました。

 同中学校では、校長先生の方針で「命の講演会」と称する人の命の大切さを考える会があり、外部から講師を読んで生徒の皆さんが話を聞く機会が作られているようです。今回はその2回目の開催ということでした。

 当日は寒い日で、体育館に全校の生徒の皆さんが集まっていて、インフルエンザが流行していたため全員マスク着用でした。
 いざ講演の前に体育館に行くと、生徒さんの数が多くてびっくり..その数700人くらい。
 壇上に上がらされると緊張感がどっと押し寄せてきましたが、何とか約50分間の講演をしてきました。


 講演内容は、

 ・ボランティアとしての4つの柱(自主性・無償性など)
 ・東部中学校卒業生である当院の看護師が同行したこと
 ・陸前高田市の被災状況
 ・県立高田病院の被災状況と医療復興までの道のり

 ・衛星電話を命がけで守った県立高田病院横沢茂事務局長さんの話
 ・現地(長部地区)での実際の活動内容
 ・ボランティア参加の奨め


といったところでしたが、生徒の皆さんは本当に真剣に話を聞いてくれました。

 特に、横沢茂事務局長さんのお話は、私自身向こうに行って本当に悔しくてやりきれない思いだったので、生徒の皆さんに何としても伝えたい話でした。

 改めて、横沢事務局長さんを含め、震災でお亡くなりになった方のご冥福をお祈り致します。

 生徒の皆さんからは沢山の感想も頂き、読んでいる私が涙してしまいそうになるものも多くありました。今時の中学生がこのような話を聞いて、どのように思うのかといった感想も次回は紹介させてもらえればと思います。

 もうすぐ震災から1年になりますが、このような会を開催し、もう一度被災した地域のことを考える機会を与えてくれた校長先生を始め東部中学校の諸先生方に感謝致します。

幸田クリニック
  

Posted by こうだ at 15:26TrackBack(0)講演会

2012年01月31日

2月から新しく看護師さんが増えます!

先々週くらいから南区で流行り始めたインフルエンザ。
先週は凄まじい勢いで増加して、朝のうちは発熱して来る人の半分以上がインフルエンザなんていうときもありました。

毎日10名前後のインフルエンザ陽性患者が出ていますが、今日は何故だか落ち着いていました。

先週は誰か南区に非常事態宣言を出してくれ!とも思いましたが、これからやっと例年並みになっていく感じなのでしょうか。

今年は流行り始めが遅かった分、一気に拡がった感じです。感染予防のため、手洗いとマスク着用を是非ともお願い致します。

それはそうと、9月頃から募集していた看護師さんがやっと来てくれることになり、明日2月1日から待望の看護師さんが一人増員になります。

今までは常勤一人、非常勤二人でやりくりしてきましたが、常勤が二人となり、常勤の看護師さんの負担が少し軽減できれば..と思っています。

それにしても、どうしてこんなに看護師さんがどこも足りないのでしょう?
大病院も不足、診療所も不足。
毎年、それなりの数の人が看護学校を卒業して、仕事に就いているはず。

免許は持っているけど働いていない人、介護の現場で働いている人が増えているのでしょうか。
仕事もハードなので、ある程度の年齢になると仕事をしなくなってしまうのでしょうか。

看護師さんの実態調査などは国や県がきちんと把握しているのではないかと思いますが、そういった試算と実際の雇用との間にギャップが生じているように思えてなりません。

就職の斡旋・仲介業者も数多くあり、まともに応募したのでは殆ど募集はないことも今回よくわかりました。
病院が多すぎるのか。看護師さんが不足しているのか。はたまた魅力ある職場が少ないのか。
考えてもなかなか理解に苦しみます。

職員の皆さんが末長く勤務したいと思う職場を提供するために、創意工夫を今後もしていかなくてはいけないと切実に思います。

幸田クリニック  

Posted by こうだ at 19:54TrackBack(0)日記

2012年01月20日

新年早々、講演会準備で大忙し..

今週になって、浜松市南区もインフルエンザが流行り始めました。

インフルエンザA型が毎日数名出ています。
今日も怪しい人を入れれば、5-6名はいたと思います。

今年はさほど流行しない感じもしますが、手洗い、うがい、マスク着用でインフルエンザにかからないように注意して下さい。

2月はどういう訳か講演会の依頼が多く、3件の講演をこなさなくてはいけません。
全て、内容も違うため、一からの準備で気が遠くなりそうです。

それにしても、全くない月の方が多いので不思議な話です。
分散してくれればとも思うのですが、こればかりは依頼して頂いているうちが華なので、快く受け入れて夜な夜な準備の日々です。

せっかく年末にきれいにした机の上もご覧のあり様。
散らかっていた方が少し気が落ち着くのは、無精故かもしれません。

一つ目の講演のスライドが8割方できたので、今日は終わりして帰ろう。
どうしてもっと早く準備しないんだろう、と自分を責めても後の祭りですね。

幸田クリニック  

Posted by こうだ at 22:53TrackBack(0)日記

2012年01月09日

新年明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

昨年は陸前高田市に医療支援に行き、自分の五感を大事にする医療を再確認できた一年でした。

また、来るべき東海沖地震で浜松はどのようになってしまうのかを、考えさせられる一年でもありました。

昨年読破した田島知郎氏の著書「病院選びの前に知るべきこと-医療崩壊から再生に向けて」(中央公論新社)に以下のような指摘がありました。

”昨今の医療現場では、パソコンの画面の数字だけをみて、患者の顔を見ず、また五感を大切にしない医師が多くなっているように見受けられる。患者の顔つきや表情、診察室に入って椅子に座るまでの様相を観察することで、重要な情報がたっぷり得られること、またそれが医療における円滑なコミュニケーションの出発点であることが忘れられているようだ..”

日本の医療崩壊が危惧されて久しいですが、当院に転院されてくる患者さんの多くは、
「自分の方を見てくれない」
「自分の話を殆ど聞いてくれない」

といった不満を訴えます。一人の診療時間が増えれば、待ち時間が増える。そのジレンマは大病院から町の診療所までどこでも同じです。

効率にばかりとらわれていると、実際の診察がおろそかになる。
TTPに対する警笛や将来的な医療福祉財源不足により日本の国民皆保険制度が危機にさらされているといった指摘よりも、そこに日本の医療が抱えている問題があるように思えてなりません。

自分の五感を大事にする医療、これは一見科学的データに裏付けされた医療とは裏腹のもののような気もしますが、そこをどのように調和していくか、これが今年一年の課題と思って診療をしていきたいと思います。

本年もどうか宜しくお願い致します。

幸田クリニック  

Posted by こうだ at 19:04TrackBack(0)日記

2011年12月30日

平成23年の診療終了致しました

本日は朝から休日当番医でした。

思っていたような大きな混乱はありませんでしたが、お子さんからご高齢の方まで沢山の方がお見えになりました。
さすがに、9時間くらいほぼぶっ続けで外来をやっているとグッタリ疲れます。

案の定、受診者の約4割は嘔吐下痢症の人たち。
私たちに移らないのが不思議ですが、手の消毒をマメにやっているからなのでしょうか。
これはクリニックのスタッフも不思議に思っているかもしれません。

インフルエンザは1名で、A型陽性の方でした。
年明けから流行するのでしょうか。年末年始は人ごみに出る際にはマスク着用は必須になりそうです。
できれば人ごみに行くことは避けるべきでしょう。

電話でのお問い合わせで、正月休みに元旦からも休日当番医はあるのでしょうか?という問い合わせを多く頂いたので、12/30現在で発表されている当番医を記載しておきます。

1月1日(日)
内科系;遠藤医院(高町)・まつけんクリニック(半田)・みのる内科クリニック(三島)・松井クリニック(和田)
小児科;葵町こどもクリニック(葵西)
外科系;みうら整形外科(和田)・松田病院(入野)

1月2日(月)
内科系;小林内科消化器科医院(冨塚)・しのはら医院内科(笠井新田)・福間クリニック(佐藤)・やなせ内科呼吸器科クリニック(三方原)
小児科;河野こども医院(和合)
外科系;かみや整形外科クリニック(初生)・しのはら医院外科(笠井新田)

1月3日(火)
内科系;秋元内科医院(和合)・くまがいクリニック(下石田)・さなるサンクリニック(佐鳴台)・安間内科医院(初生)
小児科;げんきこどもクリニック(浅田)
外科系;中西整形外科医院(入野)・賛天堂外科医院(相生)

いろいろな都合で予定が変更されている場合がありますので、当日の静岡新聞や中日新聞の朝刊をみて必ず確認をしてください。診療時間等については、実際にお電話等で直接お問い合わせ下さい。

嘔吐・下痢症の方は無理して食事をせず、水分摂取を心がけてくださいね。

1年間、ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
それでは、皆さま、良いお年をお迎えください。


幸田クリニック  

Posted by こうだ at 20:39TrackBack(0)日記

2011年12月28日

平成23年の通常診療終了と休日当番医のお知らせ

12月27日(火)で平成23年の通常診療を終了させて頂きました。

幸い年内はインフルエンザの流行もなく、当院での検出例は一例もありませんでした。
このまま穏便に経過してくれることを願うばかりです。
その代わりといってはなんですが、寒さが増してからウイルス性胃腸炎の急患が増加する傾向がありました。

ウイルス性胃腸炎は接触感染ですので、まずは感染した人や周りの人がきちんと手を洗うことと、皆さんが共通して触るドアノブ、水道の蛇口、トイレのスイッチなどを定期的に水ぶきすることで、かなりの確率で感染を回避できます。ぜひ皆さん実行してください。

年内は12月30日(金)に休日当番医が割り当てられており、9時~18時まで休みなく診療致します。
尚、電話でのお問い合わせは8時~20時まで対応させて頂きます。

12月28日現在、浜松市から発表されているの年内の休日当番医は以下の通りです。
12月30日(金)
内科系幸田クリニック・さくらクリニック(布橋)・つばさ内科(中央)
小児科;今西こどもクリニック(上馬)
内科・小児科;吉井医院(天王)
外科系;やまうち整形外科(曳馬)・初生クリニック(初生)
12月31日
内科系;菊池医院(高塚)・相羽内科クリニック(板屋)・わたなべクリニック(和田)
小児科;にしお小児科(積志)
内科・小児科;山本内科クリニック(寺島)
外科系;富田整形外科医院(高丘北)・八木医院(初生)

何らかの都合で急遽予定が変更される場合があります。静岡新聞や中日新聞の朝刊には当日の休日当番医の詳細が載っていますので、受診される場合には必ず確認の上受診するようにしてください。

幸田クリニック  

Posted by こうだ at 16:52TrackBack(0)医療

2011年12月10日

お陰さまで開業7年目突入!

 月日の経つのは早いもので..なんて言っていると年寄りくさいですが、去る12月2日であっという間の開業6年間が終わってしまいましたあしあと黒

 この6年間はもう取り戻せないと思うと、もうちょっとあんなことこんなことしておきたかったという後悔もあります。

 今年は胃がん検診が内視鏡で出来るようになり、胃カメラの希望者が増えた上に、大腸内視鏡検査希望者も後を絶たない状況で、後半は検査予約を入れるのにも四苦八苦になってしまいました。

スタッフの皆も、仕事が終わるとグッタリしていて、お疲れ~って言うのがやっと。

これは大変と、急ぎスタッフ増員を画策するも、そう簡単に新しい方は見つからず..汗
それでも、ここにきて何とか来年から来て頂けるスタッフが見つかりそうな状況です。

何とか来年からはスタッフの増員もして、内視鏡検査のキャパを少しでも増やしていきます。
検査をお待ちの皆さま、本当に申し訳ありません

それはそうと、外来の待ち時間も現在は深刻な問題で、患者の皆さまからもいろいろとアドバイスを頂くのですがなかなか上手く行かず..という状況でこちらも申し訳ない思いで一杯です。
受付のところで、待ち時間やお待ちの人数が判るようになれば..と思って来年も試行錯誤を致します。

待ち時間が長い分、丁寧に診察をしようと毎日心掛けています。
自分はあまり器用な人間ではないので、患者さんをイライラさせてしまっているのかな?とも思いますが、診察は医療の肝ですので、そこは大事にしていくつもりです。

さて、年末年始診療のお知らせもさせて頂きます。

年内の診察は12月27日(火)までとさせて頂きます。
今年は12月30日(金)に休日当番医を仰せつかったため、スタッフの疲労も考慮してちょっとだけ早くお休みを頂きます。

新年は1月6日(金)より診察を開始致します。

12月30日は朝9時~夕6時まで休み時間なく診療を致します。
なお、当日の電話での対応は朝8時から夜8時までさせて頂きます。

幸田クリニック   

Posted by こうだ at 17:54TrackBack(0)日記

2011年12月03日

祝! 水窪 鈴木診療院100周年

 1週間ほど前、ホテルオークラ浜松で行われた、鈴木診療院100周年記念会に参加させて頂きました。


 現在、副院長で第4代院長が予定されている鈴木勝之先生が大学の同級生という縁で参加させて頂いたものです。

 会場には300名近い方がお集まりで、川勝静岡県知事、塩谷衆議院議員、城内実衆議院議員など、政界や経済界から多くの方が列席され、水窪の地元の方も数多く、とても華やかで楽しい会でした。

 水窪は現在人口が3000人程度で、最盛期からすれば3分の1以下になっているということで、失礼かもしれませんが過疎地域と言っても過言ではないでしょう。そんな山深いところで地域医療を担い、それを維持していくという大変さは想像以上のものだと思います。

 現在、水窪には鈴木診療院を含めて医院は2件のみと聞きました。その大変な世界に自ら身を置き、これからも重責を担おうとする同級生に、つい目が潤るってしまいました。

鈴木勝行副院長と奥様

 それにしても、現院長の鈴木勝彦先生は静岡県の医師会長もされており、多忙極まりないのに元気でびっくりでした。失礼ですがとても70歳台とは思えないバイタリティーを感じました。勝彦先生は大学の大先輩でもあり、心から尊敬しています。

 幸田クリニックはまだ開業6年。私は病院を世襲するということはあまり賛成ではありませんが、それは浜松市内という恵まれた中で開業をしているからだと思います。

 とはいえ、当院の周辺は農業地域ゆえに若い方が街中に越してしまい、急速に高齢化が進んでいます。老老介護は当たり前、老人の一人暮らしも珍しくありません。これはいずれ、浜松市全体の問題となるでしょう。いずれ当院の周りには人も病院もまばらになってしまうのかもしれません。

 現行の医療制度は、都会で医療を受けても、過疎地で医療を受けても費用は同じで患者さん負担も同じ。なかなか、過疎地で新しく開業をしようという人が出てこないのは当然のことです。鈴木診療院のように後継ぎがいるきちんとしているところはよいですが、中には後継ぎがいなくて閉院というところもあるでしょう。

 税と社会保障の抜本改革という名のもとに必要経費を削り、効率の悪い過疎地の医療や福祉サービスが切り捨てられるようなことをないことを願うばかりです。  

幸田クリニック 
    

Posted by こうだ at 18:25TrackBack(0)日記

2011年10月17日

看護師さん募集!

 現在、幸田クリニックでは看護師さんを募集しています。 

 今まで、看護師3名(常勤1名、非常勤2名)、医療事務員4名(常勤3名、非常勤1名)と私で診療を行ってまいりました。至らない点も多いとは思いますが、日々スタッフ全員、患者さまの要望に少しでも応えられるよう、一生懸命に仕事をしてくれています。

 スタッフは幸田クリニックの宝であり、患者さんのために親身になって働ける環境を提供し、やりがいと満足感と夢が語れるような職場になるよう、少しでも院長として気を配ってきているつもりです。スタッフが幸田クリニックに勤務するようになったのは何かの縁であり、その縁を大事にして可能な限り末長く勤めてもらいたいと常々思っています。

 当院では開業以来、医療事務スタッフ1名が結婚を機に東京に引っ越されて退職しましたが、それ以外は開業時のスタッフが5年間以上に渡り勤務してくれており、その後に入職された方も辞めずにずっと勤務してくれています。患者さまから、いつも知った顔の人がいるので安心と言って頂けると、本当に嬉しい気持ちになります。

 しかし、こんなことは、いろいろな関係者に言わせると奇跡に近いことだそうです。

 人間関係のトラブル、院長との確執、金銭問題、等々、もめごとはどこの世界にもつきものかもしれません。当院でも週一度のスタッフミーティングでは、いろいろな意見がぶつかり合っています。患者さんに対する応対の仕方や待ち時間を減らすための工夫などから、その週にあったヒヤリハット事例などが報告され、皆で改善案などを考えるようにしています。勿論、職員の皆さんの待遇等の要望の話もあります。最終的に判断をするのは私にはなりますが、できるだけ思っていることをその場で話してもらえるよう努力しています。

 こんなクリニックですが、一緒に働いてもよいと思う看護師さんはいらっしゃいませんか。

 患者さまも増加し、今年から胃がん検診も内視鏡で行うようになっているため、看護師さんの業務は正直なところ増加しています。
 しかし、今回の募集では欠員補充ではなく、単純にスタッフの増員です。
 
ですので、保証はできませんが、入職直後から盛り沢山の仕事が降りかかる可能性は少ないと思います。

 内視鏡、電子カルテ・臨床検査など入職したら、覚えて頂くことは普通の医院さんよりも多少多いかもしれません。でも、そこはスタッフが皆でカバーします。覚えることもある半面、自分が成長できる部分も多くあるはずです。今の自分に満足できず、少しでも成長したいと思っている方が、入職を希望して頂けると特に嬉しいです。

 是非ともご応募をお待ちしております。

 追伸;南区というと遠いというイメージがあるかもしれませんが、当院は朝8時の通勤時でも浜松駅から車で20分程度です。

募集内容
職種;正・准看護師(常勤)
給与;月給220,000~300,000円 (資格・皆勤手当込)
 ※給与幅は能力・貢献度によって異なります
勤務曜日;月・火・水・金・土
勤務時間;8:15~12:15、14:45~18:45(土曜日は8:15~15:15で途中1時間昼休み)
休日/休暇;週休2日制(木・日)、その他、祝日、夏季、年末年始、有給休暇
待遇;昇給年1回、賞与年2回(2010年実績4カ月分)、社会保険完備、交通費規定支給、車通勤可、制服貸与、退職金有

募集内容
職種;正・准看護師(非常勤)
給与;時給1,300円~ 年齢・経験・資格によって異なる
勤務曜日・時間は応相談(育児中スタッフも活躍中)

ご希望の方は、8:15~18:00までの間に、クリニックにお電話をください(松下事務長宛て)。
TEL 053-426-2000

幸田クリニック


 

    

Posted by こうだ at 14:37TrackBack(0)スタッフ募集

2011年10月15日

ワクチン接種について ③日本脳炎ワクチン

今回は日本脳炎についてです。

日本脳炎ウイルスは通常ブタに感染し、感染したブタの血を吸った蚊(コガタアカイエカ)が、ヒトを刺すことによって伝播されます。

日本脳炎ウイルスに感染しても重篤な脳炎や髄膜炎を発症する確率は、100~1000人に一人程度と言われています。しかし、一旦脳炎を発症すると、致死率は20-40%程度と高いのが問題です。

現在、日本脳炎の発症数は日本全体で年に数例程度とのことですが、これは今までワクチン接種などを行ってきた結果、発症が抑制されているものと思われます。
日本感染症研究所発表の日本脳炎報告者数

日本脳炎の発症者は西日本で多い傾向がありますが、静岡県、愛知県、岐阜県など中部地方でも2000年~2011年7月までに7名の発症者が報告されています。

日本脳炎ワクチンは、2005年にワクチン接種後に急性散在性脳脊髄炎(ADEM)という病気が発症する可能性があるということで、積極的接種を控える事態となりました。その後、ワクチンの改善により接種後のADEM発症が減り、無事接種が再開されるようになったのですが、接種を控えていた世代(3歳~7歳くらい)の日本脳炎ウイルスに対する抗体保有率が著しく下がってしまったことが問題とされています。

蚊の移動範囲は通常2km程度と言われていますので、2km圏内にブタを飼ったりしているところがなければ、感染する危険は少ないのかもしれません。しかし、近年はアウトドア志向で、野外キャンプや山登りなどに行かれる機会も増えており、決して安心はできません。

ブタが日本脳炎ウイルスに感染するのは、6-7月頃で、九州など西日本で感染が始まり、徐々に東に向かって感染が拡大することが判っています。静岡県は8月頃にはブタの感染率が50%以上になっているようです。
静岡県は2000年~2009年までの間に経年でブタの日本脳炎ウイルス感染率が80%以上になることが多く、これは中部地方では断トツに高い数値です。これは静岡県は日本脳炎に罹りやすい地域ということになるのかもしれません。

夏は過ぎてしまいましたが、日本脳炎ワクチンを一度も接種していないお子さんは、夏前に最初2回のワクチン接種を終えておかれるとよいと言われています。

少々長くなりましたが、このような背景もあって、2011年5月の法令改正により、平成7年6月1日~平成19年4月1日までの間に生まれたお子さんについては、20歳になるまでの間、未接種分の日本脳炎の予防接種を公費で受けられこととなりました。

接種時期については、今までに受けた接種回数や年齢などによって変わってきますが、これが複雑でなかなか理解に苦しみます。
そこで、簡単に原則を覚えてください。

・日本脳炎ワクチンは全部で4回接種
4回目は9歳を過ぎてから
・接種と接種の間隔は最低でも6日以上あける
・まだ接種していないお子さんはできるだけ早く1回目をやる

あとは母子手帳をみて、日本脳炎のワクチン接種を今まで何回やっているかを確認して、医療機関に問い合わせれば大丈夫でしょう。
日本脳炎ワクチンは生後6カ月以降に接種できるようになるため、現在は第一期の3回接種は小児科で乳幼児の時期に行われていると思われます。
接種を見合わせていた時期に接種しないで小学生・中学生になっているような方であれば、当院で接種をお受けいたします。就学前のお子さんについては、小児科専門医での接種をお勧めします。

詳しくはお電話等でお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

幸田クリニック 

 

   

Posted by こうだ at 20:54TrackBack(0)医療

2011年10月09日

ワクチン接種について ②麻しん・風しんワクチン

今回はお問い合わせの多い、麻疹・風疹ワクチンについてです。

麻しん・風しんワクチンは従来、第一期(生後12カ月~24カ月)第二期(5歳以上7歳未満で小学校就学前1年間)に接種していました。

しかし、2007年に10歳代~20歳代を中心とした年齢層で麻しんの流行がみられ、多数の学校が休校にするなどの混乱が起きました。これらの世代に流行した原因として、
・麻疹ワクチン接種を受けていおらず、麻しんにかかっていない者がいる
・第一期と第二期のワクチン効果が不十分で発症予防に十分な免疫を獲得していない者がいる
可能性が考えられました。

そこで、平成20年~24年度までの5年間は、中学1年生を第3期として、高校3年生を第4期として、麻しん・風しんワクチンの接種を行うことが決まりました。平成25年3月31日までは対象者に対して公費で予防接種が行われます。
現在、第4期については高校2年生も接種対象として認められるようになっており、出来るだけ早い高校2年生での接種が奨められています。該当者には、事前に学校などから「麻しん・風しん 第4期予防接種券」が配布されていると思います。

麻しんまたは風しんのどちらか一方にはかかっているという方の場合でも、第3期と第4期は麻しん・風しんの混合ワクチンを接種することになっています。
例えば、麻しんにすでにかかっていて、風しんにはかかっていない方の場合には、本来麻しんに関しては予防接種の必要性はありませんが、今回麻しんに関して接種をしたからといって害になるようなことは殆どないとされています。
麻しんないし風しんの単抗原ワクチンもありますが、今回の公費接種では使用できないことになっています。
麻しんと風しんの両方に確実にかかったことがある方については、必ずしも接種の必要性はありません。

先進国では麻しんはほとんど見られない疾患となっていますが、日本では未だに麻しんの流行があり、世界からは麻しんの輸出国という不名誉なレッテルを貼られています。
麻しんは罹患すると重症化する例もあり、決して気を許せない疾患でもあります。
また、風しんはご存じの通り、免疫のない方が妊婦になって感染すると、先天性障害を持ったお子さんが生まれる可能性が高い病気です。

現在、日本で使われている麻しん・風しんワクチンは弱毒生ワクチンであり、きちんと接種を受ければ終生免疫を得られる可能性が高いものです。

当院で接種を行っているのは第2期~第4期です。
接種は予約制(電話予約のみ)です。接種時には母子手帳をお忘れないようにお願い致します。

幸田クリニック
  

Posted by こうだ at 18:48TrackBack(0)医療

2011年10月06日

ワクチン接種について ①子宮頚がんワクチン

最近、問い合わせの多いワクチン接種について、順番に解説させていただきます。
第一回は子宮頚がんワクチンについて解説します。

なお、平成23年10月1日時点の浜松市などからの指導内容が、一部情報源になっています。
浜松市以外にお住まいの方は、公費接種対象者の部分はご参考になさらないようにお願いいたします

子宮頚がんはヒトパピローマウイルス(HPV)によって起こることが判っており、その関係を解明したドイツのハウゼン博士は2008年にノーベル医学生理学賞を受賞しています。

こういった根拠に基づいて、HPV感染をワクチンによって予防し、子宮頚がん発症を減らそうということが目標となっています。

子宮頚がんワクチンには、英国グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」、米国メルク社の「ガーダシル」という2種類があります。当院では両方のワクチンが接種可能になっています。ガーダシルについては、10/17(月)から接種を開始します。

サーバリックス・・・HPV16・18型感染予防ワクチン(対象年齢10歳以上)
ガーダシル・・・HPV6・11・16・18型感染予防ワクチン(対象年齢9歳以上)

一見、ガーダシルのほうが4種のウイルスに予防効果があるのでよさそうですが、子宮頚がんに効果があるのは16型と18型であり予防効果については差はないようです

ただし、日本人の子宮頚がんにはHPV52・58型の関与が比較的多いともいわれており、予防効果は60%程度という意見もあります。HPV感染以外の子宮頚がん発生の可能性もあるため、ワクチンを接種したからといって完全に子宮頚がんの予防ができるというわけではないようです。また、アジュバントといわれる免疫増強剤が入っていることから、その安全性について疑問視する意見もあります。

それでも性交渉でHPVに感染する前にワクチン接種をすることで、一定の効果が期待できることから、全世界的に接種が推奨されるようになっています。

そんな子宮頚がんワクチンも公費負担の対象となった途端、全国で接種希望者が急増したため需要に対して供給が追い付かなくなり、今年の前半は新規接種者を見合わせる時期がありました。しかし、現在は供給体制が整い、サーバリックス・ガーダシル共に希望者全員に接種することができるようになっています。

希望者といっても1回分の接種料が17000円(当院)と高価であり、既感染者への効果は期待できないことから、公費対象者以外の希望者は殆どありません。

10月1日時点での浜松市における公費対象者は以下の方(女子のみ)です。
・中学1年生・2年生・3年生、高校1年生相当(平成8年4月2日~平成11年4月1日生まれ)の方
・高校2年生相当(平成7年4月2日~平成8年4月1日生まれ)のうち9月30日までに1回目の接種が終了している


なお、中学1年生~高校1年生相当の方が公費負担で接種できるのは、平成24年3月31日までに接種した分までとなるようです。
平成23年9月からはガーダシルも公費負担で接種が可能になりました。

子宮頚がんワクチンはトータル3回がセットになっています。
サーバリックス・・・初回・1ヶ月後・6ヶ月後(初回から数えて)
ガーダシル・・・初回・2ヶ月後・6ヶ月後(初回から数えて)

初回は、副反応などが出る可能性があるので、接種後30分程度経過を見させていただいて、特に問題がなければ帰宅していただきます。2回目からは接種後すぐに帰宅していたいて問題ありません。

接種後の接種部位における腫脹・疼痛は、インフルエンザなどの予防接種などと比べてかなり高率な印象があります。
その多くは数日で軽快してしまうものです。

接種に際して、賛否両論があることは事実ですが、一定の予防効果は見込めるものと考えて当院では接種をしております。実際に子宮頚がんが減るかどうかは、現在の接種対象者が子宮頚がんの好発年齢である30歳台にならないと判らないと思います。我々、消化器内科の領域でもB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスに対する感染予防策や駆除策を徹底して行ってきたことにより、肝細胞がんが激減しているという事実があります。それと全く同じことが子宮頚がんでも起こることを期待しています。

幸田クリニック  

Posted by こうだ at 00:56TrackBack(0)医療

2011年09月28日

インフルエンザワクチン接種のお知らせ

それにしても、台風、凄かったですね。
浜松市南区や磐田の方の沿岸部は風による被害が大きかったようです。
当院も停電などがあり、院内LANなどに多少問題が生じましたが、本日より何とか正常に復旧しました。

周辺では看板の支柱から曲がってしまっていたり、電飾看板が完全に破損していたり、畑のハウスが吹っ飛んでいたり、凄い光景でした。中には家の屋根が風で一部飛んでしまったという患者さんもいらっしゃいました。

そんな台風一過、秋風が吹くようになり、朝や晩などは一気に気温が下がっています。
ここ数日は、風邪の患者さん、頭痛・めまいの患者さん、腹痛・下痢の患者さんなど、来院される方の症状も多種多様で、外来はてんやわんやの状態です。

さて、気温が下がってくると、そろそろインフルエンザワクチン接種の時期になります。
インフルエンザワクチンは65歳以上の高齢者、学童期のお子さん、受験を控えている方などへの接種が特に推奨されています。
やったからといって、インフルエンザにかからないというのではなく、罹患した際にインフルエンザ脳症や肺炎といった重症化を防ぐ意味合いが強いものです。

昨年と同様に10月1日より予約開始(電話予約も可)し、当院での接種開始は10月15日からです。
今年のワクチンの入荷状況としては、国内生産会社のうち一社が、震災関連の計画停電などの影響で、ワクチンを製造する卵が駄目になったとかで若干の生産量が落ちており、全体の流通量は例年の80-90%程度と予想されています。

当院における入荷量も例年の8-9割程度になる予定です。
当面は問題ありませんが、11月末位になるとワクチンが不足するかもしれませんので、お早めに接種されることをお奨め致します。

接種に際して、もう一つ重要な連絡があります。
厚生労働省からの指示で、今年から小児のワクチン接種量がう一部従来と変更されています。

従来は中学生以上が大人と同じ量でしたが、今年から3歳以上のお子さんは大人と同じ量(0.5ml)になりました(小学生以下は従来通り2回接種)。
そのため、従来は小学生以下の方の接種料は従来2500円でしたが、今季より大人と同じ3000円とさせて頂きます。

従来通り、4人以上揃ってご来院頂けた場合には、一人2500円となります。
尚、65歳以上の浜松市在住の方は市の助成があるため、一人1000円です。

当院では乳幼児(2歳以下)の接種は行っておりませんので、小児科での接種をお願い致します。 


幸田クリニック  

Posted by こうだ at 08:15TrackBack(0)医療

2011年09月10日

9月休みのお知らせ

和歌山県、奈良県で台風被害にあわれた方々には心からお見舞い申し上げます。
改めて台風の恐ろしさを痛感させられたように思います。

台風がすぎると秋風が吹くなどと言われますが、台風が通過したあと、浜松は朝晩はめっきり涼しくなった気がします。
涼しくなってくると夏の疲れが出て、夏バテの症状が出ることがよくあります。
夏バテ予防にはビタミンB群の摂取が効果的です

市販のビタミン剤もよいですが、タマネギ、にんにく、豚肉、うなぎなどはビタミンB群の豊富な食材です。是非ともこの時期に、効率よく摂取して夏バテを予防していきましょう。

さて、当院は9月20日(火)と21日(水)は休診とさせていただきます。
休診日と祝日の関係で、9月24日(土)から通常通り診療を再開します
勝手なことで大変申し訳ありませんが、何とぞご承知おき下さいますよう、よろしくお願い致します。

幸田クリニック  

Posted by こうだ at 19:19TrackBack(0)医療

2011年08月09日

お盆休みのお知らせ

お盆休みのため、8/13(土)~8/15(月)は休診となります。

よろしくお願い致します。

幸田クリニック
  

Posted by こうだ at 08:22TrackBack(0)医療

2011年07月30日

暗いニュースの中に少しだけホッとした記事が..

 円高、和牛の放射能汚染、節電、豪雨被害....
 ニュースを見ていても何も明るいことがないですね。

 挙句の果てに、総理大臣や閣僚がいつ辞めるか...次の総理大臣は誰がなるのか....そんなニュースはもう沢山!と思っている人が大半でしょう。誰がやってもいいから、被災した人達、産業を救う道筋を早く作りあげて欲しいものです。

 そんなことばかり言っていたら、患者さんから「先生、そろそろバッチ付けたら?」なんて言われて....
確かに批判ばかりするのはフェアではないと思いますが、困っている人たちに、まずは寄付金を始め多くの支援をを早く届けてあげて欲しいと思います。

 それはそうと節電絡みで、7月になって土曜日の外来が比較的落ち着いています。
 自動車関連産業が、木曜日と金曜日休みになったのと関係があるのでしょうか。確かに、金曜日は多少、忙しくなっている気もします。

 不景気で受診したいけど受診を控えている...そんな悲しい状況ではないことを祈るばかりです。
 
 そんな中、ちょっとホッとするニュースを見つけました。
 福岡市の2歳のお子さんが米国での心臓移植を終えて無事成功した とのこと。
 拡張型心筋症という放っておくと心臓が機能しなくなってしまう重い病気のために、早急な手術が必要だったようです。これからの経過観察も大変だとは思いますが、まずはご両親、支援されている皆様、本当におめでとうございます。そしてご苦労様です。

 それにしても、日本では移植医療がどうしてもうまく成立しません。法の整備の問題もあるでしょうが、提供者(ドナー)が絶対的に不足しているために移植が成立しないのが原因でしょう。特に幼児・小児期の移植はその点が顕著だと思います。
 昨年7月に改正臓器移植法が施行され、少しずつドナーは増えているようですが、それでも不足しているのが現状のようです。

 慢性的ドナー不足の状況から、最近は臓器売買事件も報道されるようになり、移植関連ビジネスとして闇の世界がうごめいているという噂もあります。日本は医療水準も高く、医療面でのハードルはあまり高く無いだけに、闇のビジネスが暗躍しないよう、ドナーが少しでも増えていくような環境整備が必要だと思います。
 ヨーロッパでは「オプティングアウト」(反対意思表示)という考え方があるようです。
 事前に臓器移植を拒否しておかないと、自分が脳死になった際、臓器移植のために臓器を摘出されることも有りうるというシステムです。元気なときには、臓器移植の意思があるかないかなど、あまり考えたくないものです。特に、日本人は「死」というものを遠避ける傾向があり、現実的なものとしてあまり考えていないように思います。
 東北の大地震で被災した人を助けることも支援、病気などで死と隣り合わせの状況で懸命に移植を待っている人を助けることもまた支援と思います。どちらも現実は過酷です。その過酷さを我々は少しでも理解し、常に何かアクションを起こしていかなくはいけないのではないでしょうか。

 東北も政治責任も大事ですが、是非とも移植の問題をニュースとして積極的に取り上げて欲しいと思います
 
 当院はこの週末、サーバーを含め院内システムを一部新しく致します。開業から5年半、そろそろサーバーがダウンしてもおかしくないので、最新式のもの変更することとしました。それに伴い入力端末も増設し全部で6台体制にします。職員さんたちがうまく使いこなし、皆様が来院時の事務処理が少しでもスムーズに短時間に終わることができればと思います。

 勿論、診察はじっくりやります。その分の多少の待ち時間はご了承ください。
 月曜日、何事もなく、電子カルテが稼働してくれることを祈るばかりです。

 幸田クリニック  

Posted by こうだ at 17:36TrackBack(0)日記

2011年07月24日

原田芳雄さんが大腸がんで帰らぬ人に..残念

 俳優の原田芳雄さんが、大腸がんで亡くなられたとの報道を聞き、心からおくやみ申し上げます。大腸がん撲滅を目指している私たち専門医として、本当にやりきれない思いがあります。一方で、大腸がんという病気を公表していただき、お亡くなりになる直前まで舞台挨拶に出演して、視聴者に病について考える機会を与えて下さったことに感謝しています。せっかくの機会ですので、この機会に大腸がんについて書かせて下さい。

 日本人の二人に一人はがんで亡くなる時代ですので、がんになることは珍しいことではありません。中でも結腸・直腸がんは左のグラフでも判るとおり、年々増加しているのです。でも、がんになったから必ず命が奪われるわけではありません。「がん」というと、あっという間に大きくなって、あっという間に転移してというイメージが強いと思います。でも、実は違うのです。一部の例外を除けば、初期段階において、がんはとてもゆっくり発育するのです

 問題はそのゆっくりと発育している初期段階でうまく見つけることができるかどうかです。初期段階の期間は、一般的に5~10年くらいあるといわれています(例外は勿論あります)。初期段階では自覚症状がないため、健康診断(がん検診)で見つけることが必要となります。
 そういった検診システムが整備されているのは、肺がん・胃がん・大腸がん・肝がん・乳がん・子宮頚がん・前立腺がんです。中でも、胃がんとピロリ菌、子宮頚がんとヘルペスウイルス、肝細胞がんとB型・C型肝炎ウイルスなど、感染症と発がんとの関連が明らかになってきているものもあります。それらは順次、対策型検診(発がんリスクの高い人を中心に検診)が行われていき、今後確実に成果が上がるものと思われます。

 大腸がん検診の課題は、発がんリスクの高い人を抽出するだけの疫学的証拠が乏しいことです。便秘や欧米型の食事などが危険因子といわれていますが、抽象的なもので絞り込みができず、対策型検診ができないのです。

 検診自体が便潜血検査で行われているという問題点もあります。便に血が混じるかどうかを見る単純なものでは、進行がんを拾い上げることはできても、早期がんを拾い上げることは難しいのです。さらに発症年齢も年々若年化しています。今から10年くらい前は、大腸がんと言えば若くて50歳台の病気でしたが、今では40歳台でみつかることも珍しくありません。
 そうなると、40歳以降の方はできるだけ内視鏡検査を受けてもらいたいところなのですが、今度は検査を行う施設が不足しています。検査を行っていても、検査時の苦痛などに対する対策が不十分で、受診者が二度と検査を受けたくないという印象を持ってしまうような施設もあります。内視鏡検査を行う間隔も問題となります。ポリープが多発しているような人は毎年行う必要がありますが、ポリープがない人や切除してしまった人はどの位の間隔で行うのか。そういった根拠がないために、毎年同じ患者さんに大腸内視鏡検査を行い、それが検査を混雑させているという点も見逃せないところです。

 当院ではリープがない人の場合、40歳台では5年に一度、50歳台以降は3年に一度くらいの検査をお奨めしています。大腸内視鏡検査は下剤処置の関係で日に何人もできないため、どうしても予約が込み合います。切除すべきポリープを検査の機会にきちんと切除してしまい、次回検査までの間隔を開けることで初めて検査を受ける人たちが少しでも早く予約できるように努力しています。また、検査の前処置用のお手洗いも院内に増設し、一日に行う大腸内視鏡検査の数も増やしていく予定です。

 大腸内視鏡検査を受けたことがなく、
「受けようかどうしようか迷われている人たちが少しでも気楽に受診してもらえる」
「一度検査を受けられた方がこのくらいの苦痛であればまた検査を受けに来ようと思える」

そんな施設でありたいと思ってスタッフと改善を重ねています。

 最後にもう一度、大腸がんについて、いろいろと考える機会を与えて下さった原田芳雄さんに心からご冥福をお祈り申し上げます。

 幸田クリニック
  

Posted by こうだ at 18:44TrackBack(0)日記
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プロフィール
こうだ
2006年12月より浜松市南区で幸田クリニックを開業。 浜松生まれの浜松育ち。 専門は消化器内視鏡。病院勤め(東京)の時には、胃がん、大腸がんに対する内視鏡手術(切開剥離法)を専門に行う。 現在、幸田クリニックは、浜松では数少ない楽で痛みの少ない大腸内視鏡検査を行うクリニックとして数多くの問い合わせがある。 一方で漢方治療も行いながら、東洋医学と西洋医学の融合した医療を独自に目指している。